英語のコア:8つの品詞と5つ文型



前回はごあいさつだけでしたが、今回から英文法の学習が始まります。
申し遅れました、このブログをプロデュースしているゴリです。

うーん,でも英文法って複雑で難しいしなぁ~。大丈夫かな~。
あっ、ゴリさんのパートナーのゼブラです。

 

というわけでこの記事では次の項目について取り組みます。

 

この記事のポイント

○ 英語の品詞について

○ 文型の構成要素となるのは4つの品詞

○ 5文型って?

 

今回は基礎的な内容になります。

 

目次

 

 

英語の主な品詞

一般的に英語の主な品詞は次の8つと言われています。

 

ここを押さえよう!

英語の主な8つの品詞

名詞代名詞形容詞動詞、副詞、前置詞、接続詞、間投詞

 

太字は何?

太字で表されているのは文型の要素となる品詞なんだ。詳しくは次のセクションで説明するから、まずそれぞれの品詞についてどんなものか見ていこう。

 

名詞物や人の名前を表す単語
               → desk (机), Tom (トム) など

代名詞名詞の代用となる単語
               → it (それ), you (あなた) など

形容詞名詞・代名詞を修飾する/補語(後述)になる単語
               → white (白い), cold (寒い) など

動詞:動作や状態を表す単語
               → walk (歩く), stay (じっとしている) など

〇 副詞:名詞以外を修飾する単語
       → very (とても), obviously (明らかに) など

〇 前置詞:名詞・代名詞の前に置く単語
       → to me (僕に向かって), for him (彼のために)など

〇 接続詞:単語と単語、句と句、節と節をつなぐ単語
       → you and I (あなたと私), in the morning or at night (朝か夜に)

〇 間投詞:感情を表現する。文の中で文法上関係を持たない独立した要素

       → Oh (おお), Wow (すげぇ)

 

8つもあって大変そうですが、これらをご自分で説明できるようになる必要はなく品詞名を見たり聞いたりしたときに分かればそれでOKです。

それよりも「どの品詞が文型のどの要素になるか」ということの方が重要です。

 

文型の構成要素となるのは4つの品詞

さて「どの品詞が文型のどの要素になるか」を、

 ☆ 文型って何?

 ☆ 文型の構成要素って?

 ☆ 文型の各構成要素になれる品詞一覧

と順を追って見ていくことにします。

 

文型って何?

文型とは「文の要素のつながり方」を指し、主語+動詞の後に何が来るか(あるいは何も来ないか)によって通常、5つに分類されます。

 

文型の要素って?

英語には文型を構成する文の要素があって、それが次の4つです。

 1. 主語S: Subject)
      → 例:「僕は学生です」の「僕は」の部分

 2. 動詞V: Verb)
   → 「走る」「~のままでいる」など動作や状態を表すもの

 3. 目的語O: Object)
   → 例:「君にこれをあげる」の「君に」「これを」の部分

 4. 補語C: Complement)
   → 「Sは~です」の「~」にあたる部分で主語の状態・状態を説明するもの

 
 +α 修飾語 [句・節](M: Modifier)  

 

主語動詞目的語補語はそれぞれ頭文字をとってSVOCと呼ばれます。

 

+α のMって何?。

4つの主要な要素以外の修飾語をひとまとめにMと呼んでいて、文型を判断するときにMとされたものは全部無視できるんだ。

 

つまり、5つの文型はS、V、O、Cのどれが入っているかで決まり、その他のM=修飾語がいくらあっても文型には一切関係がないということになります。

 

SVOCと品詞

S、V、O、Cになれる品詞はそれぞれ決まっています。

それをまとめたのがこの表です。

S(主語):名詞・代名詞
V(動詞):動詞
O(目的語):名詞・代名詞
C(補語):名詞・代名詞、形容詞

*名詞については単語単体ではなくいくつかの単語が集まって名詞に相当する塊をつくっている名詞句や名詞節も含まれます。

 

V(動詞):動詞って当たり前なんじゃないかと....

あれま!

 

基本的には名詞・代名詞が大活躍で、Vは当然動詞だけ、Cは形容詞もあるよ、という具合です。

 

5文型って?

S,V,O,Cという4つの要素には基本となる5つの並び方があります

 

それがこちら!

SV:第1文型

SVC:第2文型

SVO:第3文型

SVOO:第4文型

SVOC:第5文型

 

これだけじゃ何のことかさっぱり。

今回は「大まかな枠組みとして5文型というのがあるよ」と知ってもらえばOKなんだけど、一応各文型の例文を挙げて簡単に説明しておくね。

 

SV:第1文型

I wake up at 6.

S   V      M

 

* 意味「僕は6時に起きる」

*「僕は」に相当する I が主語S

* wake up は2つの単語を1つとみなして動詞V

* 前置詞 at は文型の要素とならないので at 6 は修飾語M

 

SVC:第2文型

 He is kind.

 S    V    C

 

* 意味「彼は親切だ」

* I と同じく He も代名詞なので主語になれる

* is は be動詞と呼ばれる動詞の1つ

* SVC ではS=Cなので He = kind

* kind は形容詞で Heの状況・状態を表すので補語C

 

SVO:第3文型

 Mary runs a restaurant.

  S        V            O

 

* 意味「メアリーは飲食店を経営しています」

*もちろん代名詞だけでなく Mary という固有名詞も主語Sになれます

* run は「走る」だけでなく、「運営/経営する」という意味もあります

* a restaurant が runs の目的語Oになっています

 

SVOO:第4文型

 Alcohol always gives me a headache.

   S                     V     O          O

 

* 意味「お酒はいつも頭痛くなるんだよね」

* give の目的語としてme「僕に」とa headache「頭痛を」の2つが来ています

* me が間接目的語(動作を受ける側)、a headacheが直接目的語(動作の対象)

* always は「いつも」という副詞なので文型には影響しません

* 逐語訳は「アルコールはいつも僕に頭痛を与える」

 

SVOC:第5文型

 I find him interesting.

 S V     O          C

 

* 意味「僕は彼を面白い奴だと思う」

* find の目的語Oが him で interesting が補語C

* SVOCではO=Cなのでhim = interesting
  あるいは O が主部(意味上の主語)、Cが述部(意味上の述語)の場合あり
  例:He let me do that(me が主部、do that が述部)  

 

ここではおおまかに

*主語S+動詞Vは固定

*後に続く目的語Oと補語Cで文型が決まる

と確認してもらえればOK。

 

ここではすべてを詳細に網羅することができませんので、文型については別途記事にまとめる予定です。

 

本日のまとめ

今回は8つの品詞と英文を構成する主な4つの要素(S,V,O,C)の並び方である文型についてみてきました。複雑そうに見える英文も骨格だけ見れば4つの品詞による5つの文型に集約されるというのがこの記事のポイントでした。

 

 

ここで出て来た事項や用語は注釈なく使われる場合も多くありますので、すべて覚えるのは大変ですが覚えておくと絶対に役に立つはずですよ。

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡