ルーちゃんの🐾英語教室

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命令文のポイントを押さえよう



今回のテーマは命令文。

命令文って「~せよ」ってこと?

それも含むしもう少し丁寧な言い方もできるよ。

 

命令文のポイントを押さえよう

 

 目次

 

この記事で学べること

この記事では命令文とは一体何かということからその特徴と作り方、丁寧な命令文、否定の命令文までを解説します。

 

では早速まいりましょう!

 

命令文って何?

命令文は「起きなさい」「手を洗ってください」などの~してください/~しなさいを表現する形です。

 

命令文には主語がない

命令文の特徴は主語がないこと。

 

えっ,でも「○○ちゃん,ちゃんと片付けなさい」っていうときの「○○ちゃん」 はどうなるの?

それはただの「呼びかけ」であって,「ちゃんと片付けなさい」の主語というわけではないんだよ。

 

命令文には動詞の原形を使う

命令文には主語がなく、いきなり動詞から始まります。

この点についてbe動詞と一般動詞(be動詞以外)に分けてもう少し詳しくみていくことにします。

 

be動詞の命令文

まず,You are a good boy(あなたは良い子ですね)の命令文を考えてみましょう。 

命令文では主語がないのですから単純にYou を取って Are a good boy とすれば命令文になりそうですが...

 

そうは問屋が卸さないと?

 

ではどうするかといえば、

動詞を原形に変えます。

 

Are a good boy の Are を原形にすると Be ですから完成形はこうなります。

Be a good boy.(良い子であれ)

 

では他の例でも確認しておきましょう。

Be quiet(静かに)← You are quiet.

Be always calm(いつも心を落ち着けて)← You are always calm. 

 

 

有名な例として,

Boys, be ambitious.(少年よ大志を抱け)

があります。

この文のBoys は「命令文には主語がない」でも触れた「〇〇ちゃん」と同じ呼びかけです。

見分け方はコンマ(,)があるということも一つですが,文法的に決定的に異なります。もし命令文でなければ Boys are ambitious. となるからです。

 

一般動詞の命令文

一般動詞の命令文でも動詞を原形に変えます。

ただし、be動詞と違い一般動詞は現在形と原形が同じ形ですので主語を取るだけで命令文になります。

You run fast.(走るの速いね)

 → Run fast.(速く走って)

You have courage.(勇気があるね)

 → Have courgae.(勇気を持て)

 

うん、これは簡単!

 

丁寧な命令文

文の前か後に please をつけることで丁寧な命令文になります。
(後ろにつけるときは直前にコンマ(,)を置きます)

Run fast(速く走れ)
  → Please run fast. / Run fast, please.(速く走ってください)

 

訳としては「走れ」などリアルな命令をイメージさせるものになっていますが,実は命令文は「命令・要請・お願い文」であり,どの意味になるかは文脈と言い方によると考えた方が実用的です。その上で please はより丁寧にするものという認識で良いと思います。

 

否定の命令文(~するな)

ここでも一般動詞とbe動詞に分けてみていきます。

 

一般動詞

命令文の前に普通の肯定文を否定文にする方法を思い出してみてください。

一般動詞の肯定文を否定文にするにはどうするんだったっけ?

たしか、don't を使うんだったよね。

 

たとえば、You play tennis を否定文にするには don't を加えて、

You play tennis.  → You don't play tennis.

とするのでした。

*否定文について詳しくはこちらの記事で!

englishluke.com

englishluke.com

 

普通の文から主語を取ると命令文になるということでしたが、否定の場合にもそのまま当てはまります。You don't play tennis を命令文にするにはここから主語の You を取って、

Don't play tennis.

とすれば「テニスをするな」という否定の命令文の完成です。

Don’t do it(それはよせ)← You don't do it.

Don't run(走らないで)← You don't run.

 

be動詞

 

ねえねえ、be動詞の場合は?

 

You are not a fool(あなたはバカじゃない) の主語を取って are を Be(原形)に変えてみると...

Be not a fool.

となりますが、これは間違い。

 

実は be動詞の場合も Don't が活躍します。

Don't be a fool.

これが正解。

 

be動詞でも一般動詞でも「~するな/~しないでください」は,

Don't + 動詞(be動詞を含む)

で表現できます。

Don’t be late(遅刻しないように)

Don't be noisy(大きな音を立てるな)

 

丁寧な表現

丁寧にする場合(~しないでください)は否定の命令文の場合も同じで please を文の前か後につけます(ここでも後ろにつけるときは直前にコンマ(,)を置きます)。

Please don't be afraid.(怖がらないで;afraid=恐れる)

Stop, please.(止まってください)

 

まとめ

今回は命令文の解説でしたが,いかがだったでしょうか?

命令文には主語がない、動詞の原形で始める、丁寧は Please、否定は Don't ということがポイントでした。

 

確認テスト

次の文を英語になおしてください。

1. 怒らないで(形容詞:怒った=angry)。____ ______ ____.

2. 速く歩いて。___ ___.

3. 走ってください。____ ______.

答え
1. Don't be angry.
2. Walk fast. 
3. Please run / Run, please

 

あとがき

be動詞と一般動詞、丁寧な表現と否定の命令文と幅広い範囲をカバーした記事となっていますのでご自分のペースに合わせてお読みいただければと思います。

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡