一般動詞の過去形を基礎から学ぼう(規則動詞編)



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今日は一般動詞の過去形だよ。

be動詞の過去形はもうやったよね。

 

過去形とは?という基本も含めて解説しているので、まずはこちら↓の記事からお読みいただくとよりスムーズに今回の記事の内容に入っていくことができます。

 

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目次

 

動詞の分類とは?

まず少し動詞についておさらいです。

動詞はこのように分類されます。

動詞の分類

一般動詞は be動詞以外の動詞で、さらに規則動詞と不規則動詞に分けることができます。

 

規則動詞と不規則動詞は過去形を作るときに規則的に -edを付けるものを規則動詞、それ以外を不規則動詞と呼びます。

 

規則動詞原形 + ed で過去形を作る動詞

不規則動詞:規則動詞以外の動詞

 

今回はこのうち規則動詞について学びます。

不規則動詞と一般動詞の過去形の作り方(本題)は次の記事で解説しています。

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規則動詞

規則動詞の変化

規則動詞の変化を見ていきましょう。

 

えっ?上の説明では規則動詞ってただ ed をつければいいじゃないの?

基本はそうなんだけど,実は少し注意が必要なものがあるんだ。

 

規則動詞の変化は-ed を付けるだけではないとはいえ、「規則」というだけあってちゃんとルールがあって、次のようになっています。

 

1. 通常の動詞:原形に -ed をつける

look(見る) → looked

watch(観る)→ watched など

 

2. 語尾が -e の動詞: 原形に -d をつける

hope(望む) → hoped

like(好む) → liked など

 

3. 語尾が-c の動詞:kをつけてから-ed をつける

mimic(まねする)→ mimicked

panic(パニックになる)→ panicked など

 

4. 語尾が 子音字 + y の動詞:y を i に変えて -ed をつける

apply(適用する)→ applied

cry(泣く)→ cried など

 

母音字 + y で終わる動詞はそのまま -edをつける

enjoy(楽しむ) → enjoyed

play(遊ぶ) → played 

 

5. 短母音 + 1つの子音字で終わる単音節の動詞:子音字を重ねて -ed をつける(短母音=発音を伸ばさない母音)

bet(賭ける)→ betted

beg(乞う)→ begged など

 

6. 1つの母音字 + 1つのr で終わりかつその母音にアクセントがある動詞:rを重ねて -ed をつける

concur(同意する:u にアクセントあり)→ concurred

occur(起き:u にアクセントあり)→ occurred など

 

※アクセントがない場合は -ed をつけます。

enter(入る/入力する) → entered(最初の e にアクセントあり)

hinder(邪魔する)→ hindered(i にアクセントあり)

など

 

7. 2音節以上で,アクセントのある母音 + 1つの子音字で終わる動詞:子音字を重ねて -ed をつける

emit(放出する)→ emitted

unplug(プラグを抜く)→ unplugged など

 

※アクセントがない場合は -edをつけます。

exit(出ていく)→ exited(e にアクセントあり)

develop(開発する)→ developed(最初の e にアクセントあり)

など

 

多すぎじゃない?

.....うん,僕もそう思う^^

 

規則動詞の”不規則な“変化と発音の関係

スペリングのルールが多すぎて覚えるのが大変ですが,少しだけ覚えるのが楽になるヒントがあります。

それは「発音」です。

少し例を挙げてみます。

mimic は -c で終わるので mimicked になるのでした。

仮に普通に-ed をつけると mimiced になります。

英語に慣れてくるとなんとなくわかるようになるのですが,原形のmimic(発音:ミミック)に対してmimicked なら「ミミックト」と発音できますが,mimiced は「ミマイスト」など全く違う発音になってしまいます。

つまり,原形に近い発音にするためにはスペリングと発音の関係上その変化が必要というわけです。

mimic 以外でも,

apply(発音) → applied(発音) でなく applyed なら「アプライェッド」のような,

beg(発音)→ begged(発音)でなく beged なら「ベゲッド」あるいは「べジェッド」のような発音になってしまいます(ctrlを押しながら「発音」をクリックすると別タブでGoogle翻訳が開きます)。

 

規則動詞の発音

発音にもルールがあります(ctrlを押しながら「発音」をクリックすると別タブでGoogle翻訳が開きます)。

1. 原形が[d]以外の有声音※で終わる場合:[d]と発音

enjoyed(発音

applied(発音

2. 原形が[t]以外の無声音※で終わる場合:[t]と発音

looked(発音

watched(発音

3. 原形が[d], [t]の発音で終わる場合:[id]と発音

betted(発音

added(発音)(原形:add 加える)

 

※有声音:声帯を使って出す音

 無声音:f の発音のように声帯を使わずに出す音

 

もうルール多すぎ!

.....ですよね^^ でも、一度に覚える必要はなくて、繰り返し書いたり、発音したりしながら”コツ”みたいなものを掴んでいくと自然と分かるようになってくるよ。

 

例文で確認

最後に例文で一般動詞の過去形を確認しておきましょう。

現在形               →    過去形

He looks at me.      →        He looked at me.
(彼は僕を見る)                       (彼は僕を見た

I hope so.          →      I hoped so.
(私はそう願う)          (私はそう願った

I panic a little.         →      I panicked a little.
(僕は少しパニクる)        (僕は少しパニクった

She cries.                              →             She cried.
(彼女は泣く)                                        (彼女は泣いた)                                        

He begs his pardon.             →             He begged his pardon.
(彼は許しを請う)                              (彼は許しを請うた

An accident occurs.      →     An accident occurred.
(事故が起きる)                                     (事故が起きた

They regret.                          →             They regretted.
(彼らは後悔する)                                 (彼らは後悔した)       

 

過去形はそれぞれ変化の仕方は違いますが、すべて-ed で終わっています。

 

まとめ

今回は主に規則動詞の過去形の作り方と発音のルールについて解説しましたが,いかがだったでしょうか?

ルールが多すぎて混乱してしまいますが,スペリングと発音の関係に着目すると覚えやすくなると思います。

その上で,覚えるべき単語として出会うその都度にスペリングと発音をセットにして覚えていくとスペリングも発音もルールを気にせずとも自然にできるようになっていくはずです。

 

 
ちょこっとメモ

スペリングと発音の関係に着目!

 

あとがき

今回の記事は大変だったな~、ルーちゃん、肩もんで~。

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡

あら,マイペース^^