ルーちゃんの🐾英語教室

ルーちゃんとゆかいな仲間たちがお届けする夢いっぱいの冒険活劇....ではなく,英語学習に役立つ情報をお届けします!

will と be going to はこう使い分ける!



さて,今日は will と be going to の使い分けじゃ。

どっちも未来を表すんじゃないの?

そのとおりじゃが,表す未来に少し違いがあるんじゃよ。

 

今日のポイント! ○ be going to の表す状況は進行形の意味から類推できる
○ will と be going to の違いと使い分け

 

目次

 

be going to 動詞の原形 の意味するもの

前回は will を使った未来形を紹介しました。

今回はまず be going to 動詞の原形 の意味を考えます。次の文をみてください。

I am going.

これは進行形で「私は行っている途中です=向かっているところ」という意味です。

「to 不定詞(動詞の原形)」というのはこのブログではまだ紹介していませんが,「~するために」という意味です。したがって,

 

be going to 動詞の原形 は「~するために向かっている」

 

というのがもともとの意味になるはずです。

※to の後の動詞が「原形」であることに注意してください。

 

そして「今向かっているところ」ということろから転じて,

1. 近い未来

2. 意図した未来

を表すようになったのだと考えると理解しやすいと思います。

 

一人称(I, we)の場合には「~するつもりだ」(意図した未来)という意味になりますが,一人称以外では「~だろう」(近い未来)や「~しそうだ」(近い未来)いう意味になることもあります。

 

 
be going to(発音)の場合の going to は gonna(発音)と省略される場合があります。
さらに,be going to と書かれていても gonnaと発音されることもよくあります。
 

be going to を使った例文

例文で be going to の使い方を確認してみましょう。

 

肯定文

1. I am going to see him tomorrow.(明日,彼と会うつもりだ)

2. He is going to pass the exam.(彼は試験に受かるだろう)

3. It is going to rain.(雨が降りそうだ)

 

疑問文

1. Are you going to see him tomorrow?(明日,彼と会うつもりですか)

2. Is he going to pass the exam?(彼は試験に受かるだろうか)

3. Is it going to rain.(雨は降りそうですか)

 

否定文

1. I am not going to see him tomorrow.(明日,彼と会うつもりはない)

2. He isn't going to pass the exam.(彼は試験に受からないだろう)

3. It is not going to rain.(雨は降らなそうだ)

 

will との使い分け

1. で be going to は「近い未来」と「意図した未来」と説明しました。

だったら will は「遠い未来」と「意図していない未来」ということでいいの?

それなら簡単なんじゃが,残念ながらそれだけじゃないんじゃよ。

ということで詳しく使い分けをみていきましょう。

 

a. 意図(計画性)の有無

5人の勝ち抜き戦をするとします。そのときに審判が「誰からやる?」と聞いてきたとしましょう。対戦順はすでに決めてあってBobが一番だとしましょう。そのときの答えとしてはどちらがより好ましいでしょうか?

a-1. Bob is going to be the first.

a-2. Bob will be the first.

 

意図した未来」は be going to でしたので,正解は

a-1. Bob is going to be the first.

になります。

逆にじゃんけんで今決めたのなら審判には,Bob will (be the first.)となるでしょう。

 

b. 客観的か主観的か

この違いについて天気の予想を例に考えてみます。

急に黒い雲が出てきた場面を想像してください。そこで「雨,振んじゃない」というとします。その場合,次のどちらを使えばよいと思いますか?

b-1. It is going to rain.

b-2. It will rain.

 

これも正解は

b-1. It is going to rain.

になります。

その理由は,be going to が「何か兆しがあって起こりそうだという話し手の予想」=「主観的判断」を表すためです。「意図した」という点と「主観的」という点を結びつけると感覚的にピンとくるかもしれません。

will はたとえば「明日,関東地方は雨となるでしょう」のような客観的な表現です。

c. その場の瞬間的な“意図“

また想像してください。「電話鳴ってるよ」と言われて,あなたがその電話に出ようとしているときのセリフとして正しいのはどちらでしょうか。

c-1. I am going to get it.

c-2. I will get it.

 

正解は,

c-2. I will get it.

です。

電話が鳴っている→僕が出るよ,という自動的というか瞬間的な計画性のない”意図“の場合には will を使います。

 

まとめ

be going to の意味と will との使い分けをみてきましたが,いかがだったでしょうか?

基本的な使い分けはほぼ網羅できていると思いますので,ぜひご活用ください!

 

あとがき

今日は盛りだくさんじゃったが,ゼブラくん理解できたかい。

いっぺんには無理だけど時間をかけて覚えるよ。

さすが我らがゼブラくんじゃ。それでいいんじゃよ。

 

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡