今回は as ~ as の応用編
「重箱の隅つつく編」でしょ?
そうともいう^^
目次
as ~ as A の A に入るのは he か him か
前回の記事では I can run as fast as he のように基本的には主格を使うと説明しました (人称代名詞の格も前回の記事をご参照ください)。
しかし実際には,
I can run as fast as him.
のように目的格(him)も普通に使われています。
変わっていくこと,それが進化ってものさ。それは僕たちシマウマだけじゃなく,言葉もそうなんじゃないかな。
....うん、その通りだね(棒読み)
文法解釈
ここで文法的な解釈をしてみます。
as fast as he の場合
「後ろの as に続く動詞(助動詞を含む)が前と同じ場合には省略可能」
というルールがあります。省略されたものを復元すると
as ~ as he can run
となります。
I can run と he can run という2つの文をつなぐ役割を果たすことから,後ろの as の品詞は「接続詞」ということになります。
as fast as him の場合
as fast as him 場合には him という目的格が後に続くことから as の品詞は「前置詞」です。
前の as の品詞
前の as は fast という副詞を修飾していることから「副詞」ということになります。
やっぱり「重箱の隅」感が半端ないという。
うん、それは気づいた^^
後ろの as に続く動詞が前の動詞と違う場合
次に as に続く動詞が前の動詞と違う場合について考えてみます。
次の例文をご覧ください。
He is not as young as I thought.
意味は「彼は私が思っていたほど若くはない」となりますが、この例文にように後ろの as に続く動詞(thought)が前(is)と違うときは後ろの動詞 thought を省略することができません。
なぜなら仮に省略してしまうと,
He is not as young as I となり,「彼は私ほど若くない」と別の意味になってしまうから。
ですから「後ろの as 以下の動詞が前と違う場合は後ろに来る動詞を省略できない」ことになります。
あとがき
いかがだったでしょうか?
今回はちょっとテクニカルな話で会話やライティングに役に立つかと問われれば....
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡