こんにちはゴリです。今日はその昔イギリスに出張したときのお話です。
聞いたことのない人名や単語というのはなかなかちゃんと聞き取れませんよね。この前電話で「フェムトセル」を伝えようとしたのですがなかなか伝わらないんです。「エフ イー (fe)のフェ,虫のム,トマトのト,細胞のセルです」なんていい方で一生懸命説明しました。
いやその説明じゃ逆にわからないでしょ。
うん,だからかな,めっちゃ繰り返し説明した^^
日本語でさえそうなのですから英語ではなおさらです。
まだ会社員だった頃にイギリスに出張したことがありました。その時マンチェスター・ユナイテッドで有名なマンチェスターに滞在したのですが,そのホテルでの朝食でこの事件(?)は起きました。
ホテルの給仕係の方が僕に聞くんです。
もしかしてゴリラですかって?
違うわい!いや違わないけど。
そのときのやり取りはこんな感じでした。
給仕さん:ライオライ?
僕:えっと?
給仕さん:ライオライ?
僕:もう一回ゆっくりとお願いします。
給仕さん:ラ~イ or ラ~イ?
僕:前者で。
聞き取るのあきらめた!
そして出てきたものをじ~っと見てしばらく考えてハッと気が付きました。これが世にいう「アハ体験」(という言葉が出てくる前の話ですが)。
彼女は「Rye or white?」と言っていたのです。
「ライ麦パンと白いパンどちらにしますか」と。
さらに,地下鉄(いわゆるTube)に乗ったときのことです。アナウンスで何か言ってるんです。何か「マンザギャ」的なことを。まあ緊急でもなさそうだしいいかと思って降りようとしたとき(乗ろうとしたときかもしれません)下を見て分かりました。
Mind the gap !
だと。
日本の駅でもたまにありますよね,こういうアナウンス。「電車とホームの間が広く空いていますのでご注意ください。」
それだったんです。
(余談ですが,「駅とホームの間が大きく空いていますので」が「the gap」で済んでいるのをみると the の威力というか便利さに関心します)
似たような体験はNZでもしておりまして。
リスニング弱いねぇ。
テイクアウトのカプチーノを頼んだときのことです。
店員さんが何か言っているのですが,どうしても聞き取れない。最後にちょーゆっくり言ってくれて初めてわかったんです「Connamon or chocolate?」って言ってるのが。カプチーノなんてもの飲んだことなかったものですから,シナモンか粉チョコ(ココア?)をかけるなんて知らなかったんです。
結論としては「いや~,リスニングは難しいね」ってことでしょうか。
うん,リスニングは今でも苦労してるもんね。
会社員の頃はまだリスニングの練習なんてしてなかったから言い訳もできますが,NZでの体験や今でさえ映画を見ているときは「ちょっと何言ってるかわかんない」の連続ですから。
音がつながったり,脱落したり,聞こうとしている音と実際に発音されている音が違う。もうこれはその法則を知った上でリスニングの練習あるのみかな,なんて思ってますが,リスニングについてはまたの機会ということで。
最後にせっかくなので聞き取れなかったときに「もう一回お願い」というフレーズを。
もう1回で聞き取るの諦めるのね,ゴリさん。
有名なのは
I beg your pardon.
ですが,そもそも beg は「乞う」という意味だしちょっとね。
なので単に,
Pardon?(これも赦すとかいう大袈裟な感じではありますが)とか,
Sorry? や
もう少し丁寧にいうなら,
Could you say that again? や
ゆっくり言ってほしいなら more slowly を足して,
Could you say that again more slowly?
という言い方なんてどうでしょう?
そしてちょっとまとまりのないコラムを「なんで一音節なのに slowlier じゃなく more slowly なんだろう?」と本文とは関係のない疑問で締めくくる私。
ええええ,疑問を解決しないの?まったくうちの管理人は!
だって分からないんだもの^^