If の条件(もし~なら)を表す副詞節の基本と注意点



今回は If を使った条件節についてご紹介します。

条件付きの愛なんて本当の愛じゃないさ。

いや,誰?!

今日のポイント! ○ If を使った「条件を表す副詞節」とは
○ 条件を表す副詞節内は未来のことであっても現在形

 

目次

 

If を使った条件節

まず基本から!

基本

If は 「もし~なら」という条件を表す副詞節を導く接続詞です。

Seeing is believing,百聞は一見にしかずということで早速例文をみていきましょう。

例文

If you want to be a tennis pro, you need to practice hard.(発音

もしプロテニスプレーヤーになりたいのなら,一生懸命に練習する必要がある)

この例文では,

If you want to be a tennis pro が従属節(サブ),

you need to practice hard が主節(メイン)となっています。

それをつなぐので If は「従属接続詞(従位接続詞)」と呼ばれます。

 

「条件を表す副詞節」の意味をみていきます。

「条件」というのは「もし~なら」という意味で納得です。

じゃあ「副詞節」っていうのは?

「もし・・・なりたいのなら」が「練習する必要がある」を修飾していると考えられます。「練習する」でも「必要がある」でもいずれを修飾しているにせよ動詞や助動詞を修飾するのは「副詞」ですので,

If 節 は「副詞節」ということになります。

※「節」はSVを含む2つ以上の単語の集まり

追加例文

さて,構造と意味がわかりましたので,追加の例文で少し踏み込んだ内容も含めて理解を深めていきましょう。

1. If you want to do something, do it.(発音

2. Come with me if you want to live.(発音

3. If he goes, I will go too.(発音

 

それぞれ詳しく解説していきます。

1. If you want to do something, do it.

これは「やりたいことがあるならやりなさい」という意味になりますが,

主節は命令形でもOK

ということがポイントになります。

 

ねえ,If とは関係ないけど want to do something って「やりたいことがある」ってなってるけど「何かやりたいなら」じゃない?

普通に「何かやりたいなら」と訳しても全然OKです。

実はこれの逆ができて欲しいと思ってあえてこの訳を書いています。

どういうこと?

飲み物」と聞いて,something to dring とできるかどうか。

たとえば,「飲み物が欲しいときは自動販売機がコーナーにあります」と言いたいとき,

If you want something to drink, you can find a vending machine at the corner.

とできるかどうか。

something は特定ではなく不特定のものを指す単語で,「飲み物が欲しいとき」といったときの「飲み物」は明らかに不特定の飲料ですので,something to drink がピッタリです(If you want some bevarage と言えなくはないですが,ググると検索件数は少ないです)

 

 
ちょこっとメモ
something to dring(何か飲むもの/飲み物)や
something to eat(何か食べるもの/食べ物)は
何気に便利な表現ですのでこの際覚えちゃいましょう!

2. Come with me if you want to live.

ダダス ダダ ダダス♪

ターミネーター?ファイナル・アンサー?

その中のセリフです^^

ここのポイントは,

ダダス ダダ ダダス♪

ではなくて,

主節と従属節は前後入れ替え可能

ということです。

If you want to live, come with me. でも全く同じ意味です。

live は「生きている」とか「生き延びる」という意味です。

ですからこの例文は,

「生き延びたければついて来い」

という意味になります。

3. If he goes, I will go too.

これは学校の先生なら必ずこういうことでしょう。

「ここポイント,絶対テストに出るからね」と。

この文の主節は I will go too と「未来形」になっています。

従属節も「彼が行くなら」と未来の話をしていますが,If he goes と現在形です。

ここがポイント! If を使った「条件を表す副詞節」内は未来のことであっても現在形となる

 

実はこの形は「仮定法現在(first conditional)」と呼ばれていて,もう少し後に出てくる「仮定法過去(second conditional)」や「仮定法過去完了(third conditional)」と関連があります。

仮定法現在という用語だから現在形というわけではなく,仮定法現在が「(ウソではなく現実のことについての※)現在における仮定」だから現在形なのだと考えています。

※「ウソではなく」というのは仮定法過去や仮定法過去完了は「ウソの仮定」をするから(例:鳥だったら飛べるのになぁ)

鳥じゃなくてゴリラだもんね。

うん。

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いかがだったでしょうか?If を使った文が作れるようになると,言えることの幅がぐっと広がります。今回ご紹介したポイントを押さえてぜひ使いこなしていきましょう。

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡