今回は感嘆文をご紹介。
感嘆文は簡単文、だとうれしい。
そう思ってもらえるよう頑張ります!
目次
感嘆文とは
感嘆文は喜びや悲しみといった感情を強調して伝える表現方法。
具体的には、
「ここは景色はなんてきれいだ」や「なんて高い時計だ」
のような文です。
どうやって感嘆文を作ればいいの?
英語の感嘆文は What と How を使って作ります。
ではまず What と How の使い分けからみていくことにします。
What を使う場合、How を使う場合
感嘆文で使う What と How の使い分けは疑問詞としての What と How の使い分けと似ています。次の例文は疑問詞としての What と How です。
How fast can you run?(どのくらい速く走れるの?)
How far is it?(それってどれくらい遠いの<¥?)
What の後ろには「名詞」が、How の後ろには「副詞/形容詞」が来ています。
このルールが感嘆文にも当てはまります。
次にWhat と How で使い方や作り方です。それぞれ少し異なる点がありますので別々に解説します。
What を使った感嘆文
まずは What の感嘆文からまいりましょう!
基本的な形
基本的な形は,
What + (a [an]) + 形容詞 + 名詞 S + V !
です。
*a [an]は名詞が単数のときのみです。
そして感嘆文にはく場合には必ずエクスクラメーションマーク(!)が必ず付きます。
意味は「Sはなんて○○(形容詞)なXX(名詞)なんだ」です。
ちょっと何言ってるんだかわからない。
確かにこんな「テンプレ」的な意味を見せられても”なんのこっちゃ”って感じですので,例文で確認してみましょう。
例文
1. What a nice guy he is!
2. What wonderful animals there are!
3. What a shot!
これらの例文について1つずつ詳しくみてみましょう。
1. What a nice guy he is!
この文は上に示した通りの形をしています。
What が「なんて」,nice が「良い」、guyが「やつ」,he is が「彼は],並べ替えて,
「彼はなんて良いやつなんだ」
という意味になります。
次に形を比較してみます。
What + a + nice + guy + he + is!
What + (a [an]) + 形容詞 + 名詞 + S + V !
しっかり対応してるね。
guyは man のちょっと砕けた言い方。本来、若い男性を指す言葉ですが、複数で
Hey, guys.(やあ,みんな)が男女を問わない呼びかけとして使われています。
2. What wonderful animals there are!
There is/There are の入った感嘆文です。
この記事(There is/There are構文とHere is/Here are構文を解説 - ルーちゃんの🐾英語教室)で「There is/There are構文の There は主語ではない」と説明しました。
しかし感嘆文では S+Vのくるべきところに there is/there are が入ることに注意です。また、There is になるか There are になるかは What に続く名詞が単数か複数かで決まります。
この例文の場合ですが,
What wonderful animals と複数形になっているため There are と複数形に対応した形が続いています。
文の意味は,
「なんて素晴らしい動物がいるんだ」という感じになります。
驚いてる感じだね。
3. What a shot!
これは「なんてショットだ」という意味ですが,この例文のポイントはこれです。
これはテニス中継などでたまに聞く言葉ですが,
What a shot that was.
の that was が省略された形です。
日本語で「あれはナイスショットでした」といわず「ナイスショット」とだけいうような感じと似ているでしょうか。驚きなどの感情をパッと伝えるために短い表現になるのでしょう。
How を使った感嘆文
次に How を使った感嘆文に進みます。
基本的な形
基本的な形は,
How + 形容詞 + S + V !
です(こちらもエクスクラメーションマーク(!)が必ず付きます)。
意味は「Sはなんて○○なんだ」となります。
これもまず例文を確認しましょう。
例文
1. How wonderful life is!
2. How nice of you to do that for me!
さて,例文を1つずつ詳しくみてみましょう。
1. How wonderful life is!
これは基本的な形です。意味は,
「人生はなんと素晴らしいものか」
形をテンプレと比較してみましょう。
How + wonderful + life + is!
How + 形容詞 + S + V!
素晴らしきかな人生。
とも訳せるね。
2. How nice of you to do that for me!
あれれ、これの S+V の部分ってどれ?
What の例文にもありましたが、この文でも S+V の省略されているんです。
ではどこに何がという話になりますが,「nice の後ろに it is が省略されている」というのがその答えです。
ですから省略しない場合には、
How nice it is of you to do that for me!
となります。
この形はまさに「How + 形容詞 + S + V」になっていますね。
もう一つ質問! nice of you の of って何さ?
ちょっと脇道にそれますがこの of について少し解説します。
A. It is good for you to do excercise.
B. It is good of you to say so.
の2つの文を考えてみます。
Aは「運動することはあなたにとって良いことです」
Bは「そんなことを言ってくれるなんてあなたは親切です」
という意味で、両方ちゃんと成立します。
この for は 「~にとって」です。
そしてB の of は「性質,評価を表す of」といわれているもの。
この of は nice, kind, good, wise, foolish などの性質を表す形容詞とともに用いられます。
good of you は「あなたの性質が親切」→「あなたは親切」という意味になります。
話を戻して How nice of you to do that for me!では、nice という性質を表す形容詞に of がついた形になっています。
さて文の意味ですが、
How nice of you to do that for me!
=「私にそんなことをしてくれるなんてあなたはなんて親切なんでしょう」
となります。
感嘆文⇔普通の文の変換
感嘆文は「驚き」を表すという点で普通の文とは違うのですが、あえて普通の文にするとすれば very や extremely などの強調する単語を使って変換することもできなくもありません。,
What a nice guy he is!(彼はなんて良いやつなんだ)
↓
He is a very nice guy.(彼はとても良いやつだ)
といった感じです。
感嘆文の方が感情がこもっているというか,普通の文の方が客観的というか,ニュアンスの違いはありますが、会話などでもし感嘆文がスッと出てこないようであれば普通の文で十分代用可能です。
もしテストで出るとすれば逆,つまり普通のちょっと強調した文を感嘆文にしなさいという問題でしょう。たとえばこんな感じ。
次の文の感嘆文にしてください。
She is a very smart girl.
↓
What a smart girl she is.
What ですでに驚きを表していますので感嘆文では very が消えています。
確認テスト
次の英文を似た意味の感嘆文にしてください。
1. It is very kind of you to help me.
2. You are a very good player.
解答
1. How kind (it is) of you to help me!
2. What a good player you are!
あとがき
いかがだったでしょうか?
形容詞の後に名詞が続くときは What,形容詞だけのときは How で使い分けができます。普通の文から感嘆文にというのも感嘆文を作る練習としては良いと思いますのでぜひ確認テストにも取り組んでみてくださいね。
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡