今回は「土砂降り」「ずぶ濡れ」をテーマとした英作文。
正統派な表現からちょっと変わった表現までをご紹介します。
目次
この記事の流れ
この記事ではまず英作文のお題を1つ提示します。
次に間違えやすいポイントを盛り込んだ「よくある間違い例」をお示しし,それを添削していきます。
最後に添削を踏まえた英訳例をお示しします。
注:英作文や英文ライティングの正解は1つではありませんので,英訳例はあくまで1例に過ぎないと考えてください。
英訳例を見る前にぜひご自分でも英作文にトライしてみてください!
今回のお題
「昨日はどしゃぶりだった。傘がなかったのでずぶ濡れになってしまった。」
よくある間違い例
It rained very hard yesterday. Because I didn't have an umbrella, I got very wet.
添削と解説
「よくある間違い例」の改善ポイントをそれぞれ解説します。
ねえ,今回の「よくある間違い例」に間違いってある?
うん,ない!(キッパリ!)
今回は間違いのない解答例をブラッシュアップしていこうと思います。
It rained very hard yesterday.
「昨日はどしゃぶりだった」を表す英語として「健闘賞」を上げたいという解答です。
「土砂降り」としてもう少しピッタリな表現もありますが,テストであれば正解になるでしょうし,会話であれば全く問題なく通じます。
この表現でOKなのですが,せっかくですので別の表現もご紹介します。
「土砂降り」の英語表現
普通の表現では,
rain heavily
heavily が「激しく」なので very は不要です。
It rained very hard → It rained heavily
定番は,
It never rains but it pours.(降ればいつも土砂降り→泣きっ面に🐝)
ということわざで使われている pour です。
この一語で「土砂降り」を表すことができるという優れもの!
It rained very hard → It poured
変わったところでは,
It rains cats and dogs.
猫と犬がいっぱいということでガヤガヤした雰囲気=土砂降りという感じがしませんか。
rains zebras and gorillas の方がいいよ。
「の方がいいよ」じゃなくて^^
It rained very hard → It rained cats and dogs
まとめると「土砂降り」は,
- rain very hard
- rain heavily
- pour
- rain cats and dogs
という表現ができます!
Because I didn't have an umbrella
とりあえずこれは正解!
なので別表現を探ります。
Without an umbrella
(傘を持っておらず)
前置詞の with や without で付帯状況(with: ~して,without: ~せずに)を表すことができるので,ちょっとスッキリした表現が可能です。
I didn't have an umbrella, so
Because の代わりに「だから」を意味する so を置くこともできます。
「傘がなかった,だから→傘がなかったので」という感じ。
「ずぶ濡れ」の英語表現
I got very wet
very は便利なのですしここでも問題ないのですが,少し表現の幅を広げてみましょう。
というわけで別の表現をご紹介。
I got all wet
very(とても)より all(全部)の方が「ずぶ濡れ」感があります。
例:Your idea is all wet.
(あなたの考えは全く見当違い)
もう一つ,より「ずぶ濡れ感」がある表現があります。
get wet to the skin
直訳は「肌に届くほど濡れる」で,もうぴったり!
get soaked
soak は「浸す」という意味。get soakedで「浸されちゃった」という感じです。
get drenched
drenched も「浸す」という意味があり,「ずぶ濡れ/びしょ濡れ」を表現できます。
英訳例
It rained cats and dogs yesterday. Without an umbrella, I got wet to the skin.
あとがき
今回は「土砂降り」「ずぶ濡れ」をテーマにお届けしました。
いつもとちょっと違った単語なりイディオムなりを使って表現の幅を広げてみるのも面白いとおもいますよ。
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡