今回は the hardest shot I've ever seen hit の構造解析をします。果たして鬼が出るか蛇が出るか。ヒントは「われてもすえにあわむとぞおもふ」
せをはやみ!!!
いや,知ってるのはすごいけど,そっちじゃなくて^^
目次
今回考える文
今回構造を考える文は,
That is the hardest shot I've ever seen hit.(発音)
(今のは私が今まで見た中で最も強打されたショットだ)
です。
この文自体の文型はSVOで,That が S,is が V,the hardest shot 以下が C なのはOKでしょ,ゼブラくん?問題はその the hardest shot 以下だよね。
おっ,おう。
ではこれを元の語順?に戻して考えてみましょう!
I've ever seen the hardest shot hit.
the hardest shot 以下を元の?文に戻してみました。
文の意味自体は「私は最も強打されたショットをこれまでに見たことがある」。
やや不自然な文ですが,このまま構造を見ていきましょう。
文型としては I が S,have ever seen が V,the hardest shot が O,hit が C の第5文型(SVOC)です。
hit って現在形?
答えから先に書くと hit は過去分詞です。
どうしてそうなるのかを知るためにここで知覚動詞 について少し触れておきます。
知覚動詞とは
さて,
I've ever seen the hardest shot hit.
における hit は原型か過去分詞ということになりますが,shot が 自分で hit することはない(現在形でいうと shot hits とはならない)ので 原型ではなく過去分詞ということになります。
これを元の節へ“戻し“ます。
the hardest shot I've ever seen hit
どうでしょう?
shot と hit がつながっているのが見えるでしょうか?
この節をわかりにくくしているのは,
1. shot と それを修飾する hit が離れていること(離れ修飾:勝手に名付けました)
2. see が知覚動詞であること
3 hit が shot を修飾している上に,I've ever seen も同じく shot を修飾していること(ダブル修飾:こちらも勝手に名付けました)
という複合的な要因によるものでした。
ゼブラくん,わかったかい?
うん,だいたいわかったよ。でも,もう少しちゃんとわかりたいからまた読み返してみるよ。
他の例文で確認
今回のような知覚動詞とダブル修飾のパターンの例文を他にも掲載しておきますので,ご参考になさってください。
1. This is the best song I've ever heart sung on TV.
(これはTVで歌われているのを聞いた中で最高の歌だ)
2. He is the man I saw yesterday running in the park.
(彼が昨日僕が公園で走っているのを見た男性です)
あとがき
今回は知覚動詞を使ったSVOCの文が節になったパターンをみてきました。
ダブル修飾と離れ修飾がわかりづらくする要因でしたが,ここまで読んでいただいた皆様にはもう構造が見えるはず!
もしまだ見えなくても心配には及びません。何度でも読み返していただければ必ず見えるようになるはず!
万が一それでも見えなければ,悪いサイトに当たったと諦めてもっとわかりやすいサイトを探そう!
自虐かい!
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡