さて,今回は Myths busted というネットなどでたまに見かける言葉をご紹介します。
なにこれ,文章?
これは文章というよりは「見出し」に使われる感じかな。じゃあ,早速解説に参ります!
見出し英語の特徴
本題に入る前に(...いやこちらが本題か),見出しの英語についてちょっとだけ解説します。
今,ツイッターのタイムラインにあったこの見出しを題材にしてみます。
お題:BOJ's ETF buying not distorting markets, Kuroda says
見出し(headline)の英語には次のような特徴があります。
ただし,「必ずこうなる」ということではなく「こうなることが多い」ということだと考えてください。
*冠詞(the)の省略
冠詞が省略されます(ツイッターなどをみていると省略されていない場合もあります)
BOJ は Bank of Japan(日銀)で正式名称には the が付きますので The BOJ となるはずです。
BOJ's → The BOJ's
*Be動詞の省略
Be動詞も省略されます。
上のお題では,
BOJ's ETF buying not distorting → BOJ's ETF buying are not distorting
*過去のことでも現在形
The BOJ said that → The BOJ says
*未来のことは to 不定詞で
未来のことは will ではなく,to 不定詞で表します。
Japan will take measures → Japan to take measures
Myths busted の場合
これは YouTube などの動画タイトルにたまに見られたりする表現です。
見出しのルールでいうと「Be動詞の省略」にあたり,
Myths busted → Myths are busted
と考えると思います。
意味は?
ごめん,それ一番大事だよね。
では,まず単語から。
Myth = 神話
bust = 壊す
ということは Myths busted は「神話は壊された」と。で,どういう意味?
日本語でも「神話」というと”実際は違うけどそう信じられているもの”=「誤った社会通念」のような意味で使うことがありますね。
これを簡潔な日本語にするのは難しいですがたとえば,
Myths busted =「よくある誤解を解く」
とするとまあ近い感じがします。
ちなみに busted の代わりに debunked として,
Myths debunked もよく使われるようです(debunk=うそを暴く)
あとがき
今回は Myths busted にかこつけて見出しの英語について解説しましたが,いかがだったでしょうか?見出しの英語にはほかにもルールがあるようですが,今回ご紹介したものを押さえておけば読む分には十分ではないかと思います。
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡