久しぶりのできる!英作文です。では張り切ってまいりましょう!
目次
この記事の流れ
この記事ではまず英作文のお題を1つ提示します。
次に間違えやすいポイントを盛り込んだ「解答例(たたき台)」をお示しし,それを添削していきます。
最後に添削を踏まえた英訳例をお示しします。
注:英作文や英文ライティングの正解は1つではありませんので,英訳例はあくまで1例に過ぎないと考えてください。
英訳例を見る前にぜひご自分でも英作文にトライしてみてください!
今回のお題
「宇宙の仕組みについて理解したいが,自分には相対性理論(therapy of relativity)のハードルが高すぎるように思う」
解答例(たたき台)
I want to understand the mechanism of the universe, but I think that the theory of relativity is a too high hurdle.
添削と解説
「解答例(たたき台)」の改善ポイントをそれぞれ解説します。
I want to understand
これは何も問題ありません。
ただ「知りたい」ときにも「理解したい」と言ったりしますし,辞書を引くと know も「理解する」という意味を持っていますので,
I want to know としても差し支えありません。
~の仕組み(今回のメインテーマ)
the mechanism of the universe も問題ないよね。次に行こう!
ところがどっこい。というか,これ問題なかったらタイトルがほら詐欺じゃない?
この「~の仕組み」を名詞で表現しようとすると mechanism や場合によっては structure,はたまた system など使い分けも大変です。
そこで「~の仕組み」を表現できるとても便利で英語っぽい言い方があります。それが,
How ~ work(s)
お題の「宇宙の仕組み」だと,how the universe works という具合です。
そのまま訳すと「宇宙はどのように働くか(機能するか)」になり,これが「仕組み」を意味するというわけです。
そしてこれと合わせてもう一つ覚えておきたいのが,
How to do
です。
もちろん「どのようにするのか」と書いてあればこれが出てくるのですが,これが「使い方」や「遊び方」になるととかく the method of が浮かんできてしまいがちです。そこで,
How to use や
How to play
が使えると話し言葉だとより柔らかい感じがしますし,書き言葉としても何ら問題ありません。
~なように思う
解答例では I think that としていました。
そしてこれでOKです。
OKなんかい!
もう一つの言い方としては seem を使って,
the theory of relativity seems to be a too high hurdle
とすると I think that より少し”日本人の英語”っぽくない感じにはなります。
ハードルが高すぎる
解答例では the theory of relativity is a too high hurdle としていました。
a too high hurdle
わかった!これは語順が too high a hurdle なんだよね,確か。
と習ったような気がしてたのですが,いつものロイヤル英文法にも
”a too high hurdle の語順も可”
と書いてあり,ググってもこの語順(a + too + 形容詞 + 名詞)が確かに使われています。
書き言葉では too high a hurdle の語順のほうが少し formal な感じですのでこちらを使うといいかもしれません。
ハードルは hurdle でいいのか
もう一つ根本的に hurdle でいいかのか?という問題があります。
そう,確か「ハードル」は hurdle とできないんだよね。
ごめんね,ゼブラくん。実は僕もずっとそう思ってきたんだけど,ググると出てくるわ,出てくるわで,そりゃもう大騒ぎさ。
たとえば,"too high a hurdle to" で検索をかけても出てきます。
ただ,このあとに overcome(乗り越える) や clear(クリアする)などがくることが多いのでこれはまさに「障害(物)」の意味で使われていることに注意が必要です。
このような文脈であれば hurdle の代わりに obstacle を使うこともできます。
というか,ハードル = obstacle って覚えてたんだよね。
そして問題は相対性理論という「ハードル」は「障害物」なのか,ということです。
「ハードル」をどう処理する?
「相対性理論」は”あると邪魔になる”障害物(hurdle や obstacle)ではなく,「難しい課題」あるいは「要求事項」です。
「難しい課題」であれば a challenge が,「要求事項」であれば a tall order(無理難題という意味です)がそれぞれ使え,次のようにすることができます。
the theory of relativity is a too high hurdle
→ the theory of relativity is too big a challenge
→ the theory of relativity is too tall an order
(いずれも formal 語順としました)
また,ハードルを hurdle としていいのかわからないというようなときは,ハードルを使わない表現で言い換えることもできます。
結局この「ハードルが高すぎる」というのは「難しすぎる」ということだと解釈して,
the theory of relativity is too difficult
としても全然OKです。
英訳例
さて全体を盛り込んで英訳例を作ってみます。
I want to understand the mechanism of the universe, but I think that the theory of relativity is a too high hurdle.
↓
I want to know how the universe works, but the theory of relativity seems to be too big a challenge for me.
まとめ
今日のポイントまとめです。
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡