今回は used to と would を使った英作文です。
問題としていくつかのパターンをご用意しました。
目次
この記事の流れ
この記事ではまず英作文のお題を提示します。
英訳例をお示しして,それを解説をします。
英訳例を見る前にぜひご自分でトライしてみてください!
今回のお題
1. ここにはかつて大きな池があった。
2. 僕は学生の時代テニスをしていた。(今はしていない)
3. 僕は学生の時代テニスをしていた。(今もしているかは不明)
を()があるものはカッコ内の条件に合うように英語にしてください。
英訳
1. There used to be a big pond around here.
2. I used to play tennis when I was a student.
3. I would play tennis when I was a student.
解説
各問題の解説の前に used to と would についておさらいしておきましょう。
(注)used の発音に注意が必要です(動詞の use と違い「ズ」と濁らず「ス」と発音します。)
used to と would の共通点と違い-その1
used to も would も過去の習慣を表すという点は共通しています。
違いは used to は現在との対比として,would は回想として過去の習慣を表現するということ。
もう少し噛み砕いて!
言い換えると used to は今とは違う過去の習慣を,would は今はさておき過去の習慣を表します。
つまり?
つまり,used to はかつてやっていて今はやっていない過去の習慣を,would はかつてやっていて今やっているかどうかわからない(やってるかもしれないし,やってないかもしれない)過去の習慣を表します。
used to と would の違い-その2
used to は過去の習慣に加えて過去の状態も表すことができますが,would にその働きはありません。
過去の状態?
「以前~があった」や「かつては~だった」のような意味を表します。
具体的には?
I used to be thin(would は X)→かつては痩せていた。
There used be a park(would は X)→かつて公園があった。
などです。いずれも used to の代わりに would を使うことはできません。
お題英作文の解説
以上を踏まえて各問題を短く解説します。
1. There used to be a big pond around here.
(ここにはかつて大きな池があった)
*これは過去の状態ですので would は使えず used to の出番です。
*a big poind: 大きな池と湖の差ってなんだ,というツッコミもありそうですが,一応これで。
*「この辺に」は here の around = around here と表現できます。
2. I used to play tennis when I was a student.
(僕は学生の時代テニスをしていた。(今はしていない))
*今とは違う過去の習慣を表すのは used to でした。
*「学生時代」は「時代」に迷わされず「学生のとき」と読み替えると簡単に表現可能です。
3. I would play tennis when I was a student.
(僕は学生の時代テニスをしていた。(今もしているかは不明))
*こちらは今はさておき過去の習慣を表すため would を使います。
この用法の would はしばしば sometimes や often などと一緒に使われるようです。
まとめ
最後に今回のポイントをまとめておきます。
今回の used to と would のポイントは:
あとがき
今回は used to と would を使った英作文でしたが,いかがだったでしょうか?自分としてはもはや英作文は関係なくただの文法説明みたいになってきた気がするような,しないような...
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡