今回は関係代名詞の what を使った英作文に挑戦です。
早速まいりましょう!
目次
この記事の流れ
この記事ではまず特定の文法テーマに沿った英作文のお題を提示します。
英訳例をお示しして,文法やフレーズの解説を加えます。
英文法の解説として読むもよし,英作文の力試しをするもよし,ぜひご活用くださいませ!
今回のお題
1. ちょうどこれが欲しかったんだ。
2. 希望としては状況が好転してくれれば。
3. 彼はいわゆる天才だ。
すべて関係代名詞 what を使って英訳してください。
英訳
1. This is exactly what I wanted.
2. What I'm hoping is that the situation will get better.
3. He is what we call a genius.
解説
まずは関係代名詞 what の文法解説からだよ!
関係代名詞 what とは
ずばり関係代名詞 what は先行詞を含む関係代名詞です。
これはつまり,
what = the thing which
を意味しています。
たとえば,
What I mean is ~ = The thing which I mean is
という具合です(意味:「僕が言いたいのは~」)。
関係代名詞 what は名詞節をつくります。
名詞節は名詞と同じ働きをしますのでSVOCでいうと主語(S),補語(C),目的語(O)の役割を果たします。
S: What I mean is that I don't know(僕が言いたいのは知らないってこと)
C: That is what I mean.(それが僕の言いたいこと)
O: Do you know what I mean?(僕の言いたいことわかる?)
関係代名詞の基礎についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
ちょうどこれが欲しかったんだ。
This is exactly what I wanted.
1-1. これが欲しかった
これを「これが欲しかったもの」と解釈して,
what I wanted = the thing which I wanted
としています。
1-2. ちょうど
この「ちょうど」のニュアンスとして exactly がぴったりです。
一言で Exactly!って聞いたことあるんだけど「ちょうど」とはちょっと違うよね?
Exactly!
このように使える exactly ですがこの会話で意味は「まさに」とか「その通り」です。
希望としては状況が好転してくれれば。
What I'm hoping is that the situation will get better.
2-1. 希望としては
これを「(私が)希望していることは」と解釈して,
What I'm hoping = The thing which I'm hoping
としています。
hope について
hope の使い方で次の点に注意してください。
例:I hope your success X → I hope for your seccess ○
○ hope ~ ing とはできず hope to 不定詞という形をとる
例:I hope seeing you again X → I hope to see you again ○
○ hope はthat 節であれば目的語とすることができる
例:I hope that you will recover soon ○
彼はいわゆる天才だ。
He is what we call a genius.
呼んだかね?
ううん,呼んではない^^
what we call
これまでと同じく what we call = the thing which we call です。
what we call で「いわゆる」という意味になります。
覚えるときにはこれをぽ~んと放り込めば「いわゆる」の意味を足すことができる,として全然構いません(what we call a genius と what we call が「a」の前に来ることに注意してください)
また,同じ意味で what is called と受け身にする言い方もあります。
文法(余力がある方向け)
ここからは少し重箱の隅をつつく話を。
覚え方として what we call = 「いわゆる」で全然OKなのですが,文法的には「このひと塊が形容詞的な働きをする」というわけではありません。
問題文では what we call はあくまで名詞節としてSVOCでいうとC(補語)の役割をしています。
もう少し詳しく分解していくと
what we call a genius = the thing which we call a genius
で関係代名詞をやめると,
we call the thing a genius となり SVOO の文型になります(call A BでAをBと呼ぶ) 。
文法に即して文全体を訳すと「彼は私たちが天才と呼ぶもの」となり,「私たちが~と呼ぶもの」が「いわゆる」というニュアンスで解釈されているというわけです。
まとめ
今日のポイントまとめです。
あとがき
次回は関係代名詞 what と一緒によく出てくるフレーズを使った英作文です。
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡