前回の anything but に引き続き今回は nothing but について解説します。
but,but,でもね,でもねと言い訳しない!
いやこのくだりは前回と同じだから^^
というわけで今回は nothing but です。前回のanything but がまだの方は下のリンクからお読みいただけます。
目次
nothing but の but
nothing but の but は通常の「でも」とは違い except と同じ「~以外」という意味で使われています。
nothing but の意味と使い方
nothing but の意味は,
nothing but =
1.「~に過ぎない/~に他ならない/ただの~だ」
2.「~以外何も」
です。
では nothing but をさらに詳しく解説していきます。
どうしてこの意味になるのか
nothing が「何もない」, but が「~以外」なので nothing but の直接の意味は「~以外何もない」ということになります。
例文:There is nothing but possibilities(可能性以外何もない)
この意味はまあね,わかるのよ。でも「~に過ぎない/~に他ならない」って何よ?
「~に他ならない」と「ただの~だ」は「~に過ぎない」の言い換えなので「~に過ぎない」について考えます。
nothing 「何もない」の部分は「何でもない」という意味で取ることもできます。
例: Frieza is nothing compared to Super Saiyan Goku(超サイヤ人の悟空と比べるとフリーザなんて何でもない [大したことない])
そうすると nothing but は「~以外の何でもない」と解釈でき,さらに言い換えると「~に過ぎない」となります。
例文:
He is nothing but a liar(彼はウソつきに過ぎない/ただのウソつきだ)
「~に過ぎない」って他にも言い方があったような...
実は nothing but は only や just に近い意味になります。
ただし,He is just a liar と比べると He is nothing but a liar の方がより限定感というか,強調されているニュアンスがあります。
用法
anything but と同じように nothing but の後には形容詞か名詞が来ます。
The sound is nothing but annoying(あの音ただただ鬱陶しい)
These weeds cause nothing but trouble(この雑草たちは迷惑以外の何者でもない)
使われる場面
nothing but が only に近い意味で使われるときは only と同様ネガティブな場面で使われることが多いです。
ただし,あくまでネガティブな場面が「多い」というだけで,ポジティブな場面で使われないわけでもなさそうです。たとえば,
A third vaccine is nothing but good news という文を見たことがあります。
これは「3つ目のワクチンは良いニュース以外の何物でもない」あるいは「3つ目のワクチンはまさに良いニュースだ」という意味です。
他にも,
I have nothing but good things to say about this camera.
「このカメラについては良いこと以外言うことがない」のような使われ方もあります。
結局ネガティブなの,それともポジティブなの?
ごめん,これはあまり言いたくないんだけど「文脈」なんだよね。
ということでここでは「ネガティブなシチュエーションで使われることが多い(例外あり)」としておきます。
まとめ
今回のまとめです。
あとがき
最後の一言欄を利用して「すごいね」も時としてネガティブな意味(嫌味)で使いますよね,などと言い訳をしてみる(T_T)
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡