今回は help で押さえておきたい意味と使い方をご紹介します。
ということは help の意味は Help me! だけじゃないってことね。
うん(ゼブラくん,1つネタバレしちゃってるよ!)
目次
help の3つの意味
help には,
○ 助ける(手伝う)/役立つ
○ (食べ物などを)取ってやる
○ can't (cannot) help で「抑えられない」
の3つの意味があります。
それぞれの意味について詳しくみていきましょう。
助ける(手伝う)/役立つ
「助ける」は help のもっとも基本的な意味といっていいでしょう。
また「役立つ」も関連する意味としてあります。
help me with
この意味ではすでに Help me が出ましたが,もう一歩先まで行ってみましょう。
たとえば「宿題手伝う」など何かを手伝うと言いたい場合は,
help me with とします。
例:Could you help me with my homework?(宿題手伝ってくれる?)
with の後は名詞であればOKなので動名詞を置くこともできます。
例:Could you help me with doing the dishes?(お皿洗うの手伝ってくれる?)
help me do
help は
help + 目的語 + (to) do
という形でも使われます。
特に (to) が省略可能ということがポイントです。
上で help me with doing をご紹介しましたがこの用法を用いて,
Could you help me do the dishes?
と表現することができます。
help do
動詞 + 動詞 と来るのでギョッとしますが,
これは
(1)上のhelp + 目的語 + (to) do の 目的語を省略して
(2)to 不定詞ではなく原形を使ったバージョン
だと考えると良いかと思います。
例:He helped do the household chores.(彼は家事を手伝ってくれた)
役立つ
これは「手伝う」と同じなのですが,主に無生物主語のときに「手伝う」では少しおかしい場合にこのように訳します。たとえば,
This book helps you understand how a digital camera works
「この本やあなたがデジタルカメラの仕組みを理解するのを手伝う」
↓
「この本はあなたがデジタルカメラの仕組みを理解するのに役立つ」
という流れです。
(食べ物などを)取ってやる
この意味では
help oneself
がよく使われます。
例:It's an all-you-can-eat buffet, so help yourself.
(食べ放題のブッフェですのでご自由にお取りください)
help yourself は直訳では「自分自身に取ってあげる」ですが上の訳の通り「自由にお取りください」とするほうが自然です。
また「自由にお召し上がりください」や一歩踏み込んで「セルフサービスです」とすることもできます。
can't (cannot) help
この用法では必ず can't (cannot) と否定形になります(cannot,can'tどちらも使えますが,以降 can't に統一して書きます)
この場合の help は stop に近い意味と考えるとわかりやすいです。
can't help で「抑えられない」という意味です。
can't help ~ing
can't help ~ing の~ingは動名詞で「~するのを抑えられない」ということから
「~せずにいられない」
という意味で使われます。
例:I can't help laughing(笑わずにいられない)
I can't help it / It can't be helped.
I can't help it の it は文脈上(会話上)特定される事柄です。
例: I am a chocoholic, and I can't help it.
(チョコが好きでたまらないんだ。こればかりはどうしようもない)
この例文では it は「チョコが好きでたまらない(チョコホリック)」を指しています。
it を「抑えられない」ことから
can't help it =仕方がない,どうしようもない
となります。
そしてこれを受動態にすると,
It can't be helped = 仕方がない,どうしようもない
となります。
もうおなかいっぱいなんだけど。
もうちょっとだからがんばろう!
can't help but + 動詞の原型
can't help but do =「~せざるをえない/~せずにはいられない」
という意味になります。
なぜこういう意味になるか調べきれなかったのですが,can't help 「抑えられない」but「でも」do しちゃうみたいな感じで当たらずとも遠からずじゃないかなと。
例:I can't help but thank you(感謝せずにはいられない)
I can't help but be skeptical(疑わざるを得ない)
この例文のように良い意味でも悪い意味でも使えます。
do the dish =皿を洗う
all-you-can-eat buffet = 食べ放題のブッフェ
household chores = 家事
skeptical =懐疑的な,疑い深い
あとがき
軽い気持ちで書き始めてリサーチしていくうちに出るわ,出るわ。help にこんなに意味があるなんて...でも今さら嘆いたところで It can't be helped。お後がよろしいようで^^
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡