「教えて」:Could you teach me ~ としていい場面,してはいけない場面



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日本語の「教えて」はいろいろな場面で使えますが,英語では場面によって使い分けが必要で,見出しにある Could you teach me ~を使える場面は限られています。

この記事では「教える」を表現できる teach, show, tell, share のニュアンスと使い分けを解説します。

 

目次

 

teach

teach の意味は「(指導して知識あるいはやり方を)教える」で,まさに「先生生徒教える」という感じ。

 

Master Owl, could you teach me how to use the force?

First of all, don't think. Feel it.

ゼブラくん:「マスターアウル,フォースの使い方を教えてください。」

マスターアウル:「まず,考えるのをやめ,感じることじゃ。」

 

show

Could you show me how to get to the station?

Sure. Go straight and turn to the right at the second corner.

ゼブラくん:「駅への行き方を教えてくださいませんか」

アウル博士:「もちろん。ここをまっすぐ行って2番目の角を右に曲がって」

 

show は道を尋ねるときなどに使い「案内する」という意味もあります。

「見せる」という基本の意味がありますので視覚的に教えるという意味合いが強いのが show です。

ですから上の会話では「地図などを見せて教えて」と言っているとか,あるいは「案内してください」というニュアンスがあります。

 

tell

show の「視覚的」に対して tell は「口頭で教える」という感じです。

そしてこの tell の「教える」は「情報を伝達する」という意味合いです。

つまり tell は「口頭で情報を伝達する」場合に使います。

 

Could you tell me how to get to the station?

Sure. Go straight and turn to the right at the second corner.

ゼブラくん:「駅への行き方を教えてくださいませんか」

アウル博士:「もちろん。ここをまっすぐ行って2番目の角を右に曲がって」

 

show と違い tell では「口頭で教えて」と言っています。

 

share

share は teach とも tell や show ともニュアンスの違う「教える」を表現します。

share は「共有する/シェアする」という意味で,それをアイデアや情報などを対象にして使うと「(情報などを)シェアして」という意味で「教えて」となります。

 

It's not such a good idea, so....

Don't be shy. Share it with us.

ゼブラくん:「そんなに良いアイデアじゃないから,その...」

アウル博士:「恥ずかしがらないで教えてよ」

 

まとめ

今回ご紹介した「教える」を表現できる teach, show, tell, share のまとめです。

今日のポイント! ○ teach = (先生が生徒に)教える
○ show = (視覚的に)教える
○ tell = (口頭で)教える
○ share = (情報をシェアするという意味で)教える

 

あとがき

「教える」と同じように英語にするときに文脈によって変えなければいけない日本語に「検討」があります。「教える」は僕の仕事である医薬翻訳にはほぼ出てきませんが「検討」は頻繁に出てきてワードチョイスの「検討」に難渋します^^

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡