今回は a friend,a friend of mine,my friend の使い分けについて解説します。
どこで壊れたの?
それはOhフレンズ^^
目次
a friend
「友達」といえばこれ,という最も一般的な言い方じゃないかと思います。
I talked with a friend yesterday.
(昨日,友達と話した)
この友達は「不特定の一人の友達」です。
a friend of mine
a friend に対して「私の」を少し強調したいときに使います。たとえば友達を誰かに紹介するケース。
This is Luke. He is a friend of mine.
(こちらはルーク。僕の友達です)
a friend of mine によって「他の誰でもなく僕の友達」 というニュアンスを出すことができます。
my friend
いや my friend って普通に使うでしょ?
それがそうでもないようなんです。
その理由を解説します。
my friend に隠されたニュアンス
my friend のポイントは,
A. 普通「友達は一人だけ」というニュアンスを含んでしまう
B. 例外的に「友達は一人だけ」というニュアンスを含まずに使える
ということ。
まずは「友達は一人だけ」というニュアンスを含んでしまうということからみていきましょう。
「友達は一人だけ」というニュアンスが含まれる場合
次のセリフを言ったとします。
I will go and have dinner with my friend.
いきなりこれを言われた相手はおそらく「友達は1人だけなんだろうな」と思います。
英語でいきなり my や his, her などが出てきた場合には one and only(唯一の)というニュアンスが含まれます。
たとえば,
Our dog is very cute and smart.
(うちの犬はめっちゃかわいいし,かしこい)
というと「私たち」のところに犬は1頭だけを表します。
呼んだ?
もし2頭以上いるうちの1頭のことなら,
A dog of mine is .....とか
One of our dogs is .....
になるはずです。
例外
my に強調がある場面は例外です。
friend ではちょっとシーンとして不自然ですので1本のペンをめぐって2人が争っている場面を想像してみてください。
This is MY pen.
No, no. This is MY pen.
このように「僕の/私の」が言いたいことというシーンでは my ~と使っても違和感はありませんし,「ペンは一本だけ」という意味は含まれません。
もう一つの例外は,
My friend Luke is an adorable dog.
という言い方では「友達のルーク」と特定の友人を指すことになり,この場合にも「友達は一人(ルーク)だけ」という意味は含まれません。
*言語というのは「感覚」の世界でみんなが同じ「感覚」を共有しているとは限らず,そのため絶対このルールに従うというわけではなさそうです。ネット上の議論で「my friend ってみんな友達一人だけって言ってるけど,オレはそう思わないな」というおそらくネイティブの人の書き込みがありました。
あとがき
いろいろ調査していると my friend は「一人じゃない」という方もいて諸説あり状態ですが,「日本人の英語」(マーク・ピーターセン)を信頼していきなり my friend といわれたら”基本的に”「友達は一人」と考えています。
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡