今回は受動態の問題です。前置詞や進行形、疑問詞などを絡めた結構骨のある問題ばかり。腕試しにぜひチャレンジしてみてください!
(筆記問題もありますのであらかじめメモなどをご用意いただくとスムースに進めることができます)
がんばって!!
能動態→受動態の問題
次の1~4の文を受動態にしてください。
1. He looked at the tower.
答え:The tower was looked at by him.
この問題は群動詞(動詞+前置詞)の受動態の問題でした。能動態→受動態では looked at → be looked at ですので at を忘れることは少ないかもしれませんが、会話などで群動詞の受動態を使うときには注意が必要です。
2. The airline has cancelled your flight.
答え:Your flight has been cancelled by the airline.
完了形の受動態の形でした。
3. They are building a house.
答え:A house is being built by them.
進行形の受動態の形(be being 過去分詞)です。受動態であっても”建設される途中”であれば進行形になるというのがポイント。
4. Who will take care of the business?
答え:By whom will the business be taken care of?
この問題文は who が主語ですので受動態で動作主を表す by の後ろにくるのが who になりますが、前置詞の後ろでは主格の who ではなく目的格の whom となります。
また、take care of の目的語である the business が受動態の主語となります。
その他、受動態に関する問題
ここからの5~7問目は受動態に関連する問題。
5. He has never been heard speak ill of others. の間違いを正してください。
答え:He has never been heard to speak ill of others.
この問題を能動態にすると (People) have never heard him speak ill of others となります(主語は不明なので仮に people としています)。
この hear は知覚動詞で heard him speak ... の him が目的語(O)、speak が補語(C)です。全体では SVOC の文型になります。
この問題のポイントは、知覚動詞を含む SVOC の文型で Cの位置に動詞の原形が来ているパターンのとき、それを受動態にする場合には原形ではなく to 不定詞となること。この to は忘れやすいので要注意です。
6. 次の(1)~(4)から日本語に合う最もふさわしいものを選んでください。
He ( ) a teacher.(彼は教師だったと言われている)
(1) was (2) was said to be (3) has been said to be (4) is said to have been
答え:(4)
「言われている」のは現在、「教師だった」のは過去。
この場合、受動態を現在形とし、to 以下を to have 過去分詞(完了形)とします。この過去のことを今述べる is said to have 過去分詞(完了形)の形をしっかりと押さえておきましょう。
7. He was born ( ) a good family. について次の(1)~(4)から最もふさわしいものを選んでください。
(1) of (2) from (3) in (4) by
答え:(1)
be born of で「~のもとに(家に)生まれる」という意味。
from の場合は come from で「~出身」を表すことができます。
(4) の by では a good family(円満な家庭)が生んだことになってしまいますので×です。
あとがき
この問題形式は2回目なのですが問題を作るのがこんなにも大変だとは...。問題集とか出版している人ってすごいんだな~って改めて思う今日この頃です。
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡