元旦と元日は実は違うって知ってた?
いや、知らなかったけど、英語ブログなんで英語の話してくれないと。
元旦と元日はさておき(^^;、今回は compare with と compare to が異同についてみていきたいと思います。
compare
compare を辞書で引くと「比較する」と出ています。
これを英英辞典で引くとその”意味”がもう少し詳しくわかります。
compare = examine and note the similarities or differences of(WordNet)
=「類似点または相違点を検討し、確認する」
この赤字の意味は?
それはこれからのお楽しみ^^
compare with と compare to は同じ、それとも違う?
We compared our results with other studies
We compared our results to other studies
このともに「我々(今回)の結果と他の試験を比較した」です。この「AとBを比較する」という意味ではどちらも同じように使えます。
じゃあ、結局同じってこと?
ところがどっこい。
He compared his win in an amateur tournament to a Federer's win at Wimbledon.
彼はとある草トーでの優勝をフェデラーのウィンブルドン優勝になぞらえた。
この「なぞらえる(=liken)」という意味の場合には with ではなく compare to とします。
最初の例文で with と to が同じ意味だったから compare to はcompare with の意味も持っていて、かつ「なぞらえる」という compare to にしかない意味を持っていると。
ところがどっこい(2度目)。
今みたように compare to には「なぞらえる」という意味がありました。これは compare to は同じ比較するのでも「類似性に焦点を当てて比較」していることから出てくる意味だと考えています。
では compare with はというともうお察しの通り、「相違点に焦点を当てて比較」しています。with に「~とともに」といういう意味があることから横に並べて間違い探しのように相違点を見つけようとする感じ。
これが similarities or differences = 類似点または相違点 の or を強調した理由でした。
実際のところ
ところがどっこい(3度目)。
記事を書くときは正確性を期すために辞書やら文法書やらネットやらで調査するのですが、YouTube のとある動画(native English teacher のチャンネル)で「とここまで違いを紹介してきましたが、私の知る限り誰もそんなルールを守っていません。私もね」とはっきり言っていましたorz。つまりネイティブは compare with も compare to も「~と比較する」と考えているのかもしれません。
ですから一応教科書的には「今日のポイント!」のルールがあるよ、でも実際の会話ではそれほど気にする必要はないよと考えておくのが良いかなと。
あっ、わかった!最初の元旦と元日の話って結局この言い訳のために出しておいたんだね。
「言い訳」っていうのはやめて欲しい^^
あとがき
ただし、「なぞらえる」の意味で with は使えないので必ず to を使います。どっちか忘れちゃったらむしろ liken A to B(AをBになぞらえる)を使っちゃおう!(と compare の紹介記事のちゃぶ台返しをする私^^)
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡