What happened to ~? は「~ 何があったの?」という表現ですが、この What(あるいは Whatever)happened to にはそこから派生する意味(ニュアンス)があります。
この記事では例文を交えながらそれを深堀りしてみます!
見せてもらおうか、What happened to の意外なニュアンスとやらを!
いや、「意外」とは言ってないし^^
目次
What / Whatever happened to ~ ?の基本
まず基本的な事項と意味をみていきましょう。
What と Whatever の違い
What と Whatever の違いですが、Whatever は What の強調バージョンと考えればOK。
What =「何が」 vs. Whatever =「一体何が」
これ以降の記載は What happened to ~のみで統一しますが、Whatever のバージョンはちょっと強調されてるんだなって思ってもらえばOK。
What happened to ~ ?の基本の意味
What happened to someone/something?=「~に何が起こったのか」/「~に何があったの」
という意味です。
(足に何があったの?→足、どうかした?)
You car has a dent. What happened (to your car)?
(あなたの車凹んでるね。[車]に何があったの→どうしたの?)
派生の意味(ニュアンス)
たとえば、lift up の「持ち上げる」と「高揚させる」のように物理的意味と比喩的な意味のような違いこそありませんが、What happened to ~?は基本の意味とよりももう少し広いニュアンスで使うことができます。
どこへ行った?
そこにあるはずの物がないときに「何があったのか」といえば「どこへ行った」という意味ですので、What happened to something?は「~はどこへ行った」というニュアンスで使われることがあります。
* where is ~と比較して「何かが起きた」や「(物が勝手に動くはずないので)誰かが何かした」的な感じがありまので、「~はどこへ行っちゃった?」みたいな響きを感じます。
(このテーブルの上に置いたオレのスマホ、どこ行っちゃった?)
Where is my smartphone. I put it on this table.
(オレのスマホどこ行ったんだろう。このテーブルの上に置いたんだけど)
また、What happened to someone?と人の場合には、ただ「どこに行った」というよりも「今頃どこで何してる」というようなニュアンスが感じられます。
(ジョンは今頃どこで何してるのかな。長いこと会ってないけど。)
どうしちゃったの?
先ほどの What happened to my smartphone で「どこ行っちゃった?」としました。
繰り返しになりますがこれはあえて遠回りな表現をすることで「当然そこにあるはずなのに」という行間の意味が感じられるためです。
この「当然そこにあるはずなのに」とか「起きて当然」のようなニュアンスを人や物ではなくもう少し抽象的なものに当てはめると「どうなっちゃったの」というような意味で解釈できます。
(責任ってどうなっちゃったの?⇒責任って概念あんのよ、みたいなニュアンス)
What happened to not wasting money?
(無駄遣いしないってどうなっちゃったの?⇒無駄遣いしないっていってたのに)
responsibility の方はたとえば責任感の全くない人に対していうセリフ。
not wasting money は無駄遣いしないよって言っていた人に対して。
ニュアンスとしてはちょっと皮肉っぽい感じ。
まとめ
こうしてみると「~に何が起こったのか」という基本の意味から大きく外れるわけではありませんが、ちょっと皮肉っぽいニュアンスを出せたりしてとても使い勝手の良い表現だなと思います。この機会にぜひ使いこなせるようになっちゃいましょう!
あとがき
もう秋から冬に向かっているときにいうのもなんですが、今年の北海道の夏は暑く、そして何より湿度が高かった!まさに、Whatever happened to not too hot and humid summer!
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡