This is a good pencil to write に誤りがあれば正せ [文法問題]



This is a good pencil to write に誤りがあれば正せ

 

「誤りがあれば正せ」の第2弾です。

 

「正せ」って偉そうすぎ!

ごめんなさい。ブログタイトルって字数制限とかいろいろあって^^

 

タイトルにある文をもう一度見てみます。

This is a good pencil to write.

 

実は前回に引き続き今回もテーマは前置詞です。

 

目次

 

正解

いきなり正解からいってしまいましょう。

 

正解は、

This is a good pencil to write → This is a good pencil to write with

です。

 

解説

ここからはなぜ with が必要なのかを見ていきます。

 

この場合の write は自動詞

write は write a report のように目的語をとる他動詞としての働きもあります。

 

仮に今回の問題文で write が他動詞だとすると目的語は何になる?

目的語は名詞のはずだから pencil じゃない?

 

pencil で正解です。この場合、目的語は pencil で「鉛筆書く」になってしまいます。

ですからこの write は目的語をとらない自動詞と考えられます。

(* write + 目的語 の目的語が省略された形とも解釈できますが、いずれにしても with が必要なことに変わりはありません)

 

with =「~を使って」

この文は「鉛筆書く」ではなく「鉛筆書く」という意味にしなければ成り立ちません。

「鉛筆」というのは「鉛筆を使って」ということ。

それを表す前置詞が with というわけです。

 

This picture was taken with a DSLR.
(この写真はデジタル一眼撮られた)

 

by じゃないんだね?

 

今回のテーマから外れるので詳しい説明は割愛しますが、by は交通や通信の手段の場合の「~を使って」を表します。

例:by bus(バスで), by post(郵便で)など 

 

もし「彼がデジタル一眼で撮った」のであればこうなります。

This picture was taken by him with a DSLR.
(この写真はデジタル一眼彼によって撮られた)

 

from 以外でも

次の文を見て下さい。

 

1. There are many other options to choose.

2. This room is too small for us to live.

 

1番

1番は一見「他にも選ぶべき選択肢がたくさんある」で正しそうですが、前置詞が足りません。
 

何を足せばよいかわかる?

分かりません!

 

正解は from です。

 

選択肢の中から特定の物を選んだ場合にはたとえばこのようになります。

I chose this product from many other options.
(他の多くの選択肢の中からのこの製品を選んだ)

 

たとえ to 不定詞で many other options と from の位置が入れ替わったとしても many other options to choose from と from が必要です。

 

2番 

また2番の This room is too small for us to live も「この部屋は私たちが住むには狭すぎる」という意味になりそうですが、これも前置詞が足りません。

足りない前置詞は in です。

 

狭い部屋に住んでいると言いたいときは

We live in a small room.
(私たちは狭い部屋に住んでいる)

 

とこのように in が必要ですよね。

to 不定詞で文法構造が変わったとしても前置詞が必要なことには変わりはありません。 

 

まとめ

今回は to 不定詞によって 動詞 + 前置詞 + 名詞(例: choose from options など)の語順が変わったときの前置詞を忘れないでね、というのがテーマでした。

結構忘れがちだと思いますので要注意です。

 

あとがき

「誤りを正せ」じゃなくて「誤りがあれば正せ」になると急に難易度が上がるんですよね、というのをケンブリッジ英検CAEを受けたときに思い知りました^^

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡