let alone と much less は主に否定文(または否定的な語を含む文)に続いて「~はなおさらだ(ましてや~だ)」という意味を表し、両者はほぼ Interchangeable(互換性あり)ですが、一部例外があります。
久しぶりに来たね、「ちゃんとした英語ブログですよ」アピール出だし。
いやいや、いつも「ちゃんとした英語ブログ」だから^^
目次
例文で確認しよう
例文で冒頭の説明の意味するところを確認してみましょう。
(足が痛くて歩けないし、ましてや走れない)
2. I don't want to touch a frog much less eat it.
(カエルなんて触りたくないし、食べるなんてなおさらだ)
* let alone と much less は入れ替え可
1番では足が痛いので「歩くことができない」といっておいてその後 let alone に続けて run(走る)が来ています。ここで注目は run(走る)が walk(歩く)よりも「さらにあり得ないこと」だということ。
2番では「カエルに触りたくない」といった後に「それ以上にやりたくないこと」として eat(食べる)が来ています。
このように let alone や much less の後には「よりありそうもない(あり得ない)こと」が来るという文構造になっています。
否定文 + let alone/much less ばかりとは限らない
冒頭に「主に否定文(または否定的な語を含む文)」と書きましたが、上の例文は否定文 + let alone/much less だけでしたので、ここでは否定文ではなく否定的な語を含む肯定文をご紹介します。
(僕にとって自転車は高い、車はなおさらだ)
It is unsafe to download an application from unknown sources let alone install it.
(知らないところからアプリをダウンロードするのは安全ではないし、ましてやそれをインストールするとなるとなおさらだ)
下の unsafe は明らかに「否定語」です。一方、上の expensive は「高い」ですから否定語ではありませんがネット検索するとこのような使い方も出てきますので「主に否定文」の例外的な用法と考えられます(reasonable などと比較して expensive にはやや否定的な語感があるからだと考えられなくもないです)。
much less については肯定文ではほとんど用いられないようです(ソース:旺文社 ロイヤル英文法)。much less は「より可能性が低い」ことを表すため前半部分が否定文でないと確かに少しおかしい感じがします。ただ、次のような文も検索すると出てはきます(ネットで見かけた文を少し改変)。
(1人を説得するのも難しいのに、ましてや数十人や数百人ともなればなおさらだ)
何となくしっくりこないのは much less difficult という感じがしてしまうからかもしれません。
まとめ
最後にポイントのおさらいです。
あとがき
いかがだったでしょうか?let alone も much less も見かけることはあまりなく、ましてや使うことなんてないかもしれません(英語バージョン You may rarely come across let alone use "let alone" and "much less" )的な文で使えそうです^^
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡