さて今回は That's all there is to it という表現についてその文法と意味を解説していきたいと思います。
目次
文法解釈
That's all there is to it ...is が2つあるし、なんじゃこりゃって感じなんだけど?
接続詞を含まない1つの文の中に動詞(V)が2つ以上あるときは”あれ”を疑って!
そして”あれ”というのはじゃじゃ~ん、関係代名詞です!
でも、関係代名詞なんてないじゃん。
ちっちっち、関係代名詞は省略できる場合があるのさ。
隠れた関係代名詞
That's all there is to it では関係代名詞の that が隠れています。少しややこしい話になってしまうのですが、
関係詞節内が there is [was] 構文の場合には関係代名詞は省略可
というルールがあります。
これはそのルールが適用されているもの。したがって省略しない形は That's all (that) there is to it となります。
謎の to
That's all (that) there is to it と分かればもうこっちのもの。
でもないんだけど。to it って何?
確かにこの to はちょっと謎だよね~。
この to は、
の to と同じで「~について」という意味で使われています。What do you say to that?は「それについて何を言いますか→それについてどう思う」というような意味です。
That's all (that) there is to it でも同じで to it で「それについて(関して)」という意味になります。
意味
さてすべての準備が整いました!
That's all (that) there is to it を各パーツに分けてから組み合わせてみます。
there is → ある
to it → それについて
これらをまとめると、
That's all (that) there is to it
→ それが それについて ある すべてだ
→ ただそれだけのことだ
最後の → だけど、走り幅跳び世界記録保持者か!
確かに跳んでるよね~^^
ではもう一つ段階を足しまして、
→ それが それについて ある すべてだ
→ それについてあるのはそれだけだ。
→ (ただ)それだけのことだ
ファイナルアンサー?
ファイナルアンサー。
ざんね~ん!
これ多分 there is のせいなんですよ。「ある」をいれるとどうしてもこうなっちゃう。there is を無視して考えると「それについてはそれがすべてだ→ただそれだけのことだ」と素直な感じで解釈できると思います。
さて、解釈の流れはともかく^^ 使い方はこんな感じ。
B:I just don't need one. That's all there is to it.
A:なんでスマホ使わないの?
B:必要ないんだよ。それだけのこと。
あとがき
この記事を書いた動機は?と問われれば、関係代名詞の省略が言いたかった、That's all there is to it....とオチがついたところで次回までごきげんよう!
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡