ルーちゃんの🐾英語教室

2nd シーズン with はーちゃん:ルーちゃんとゆかいな仲間たちがお届けする夢いっぱいの冒険活劇....ではなく,英語学習に役立つ情報をお届けします!

原級・比較級・最上級 [英作文は英借文]


さて「英作文は英借文」の第5回。テーマは”比較”。
では早速、行ってみましょう。

 

目次

 

この記事の使い方

この記事の使い方や目的についてはこちらの記事へ!

 

今日の英文

カッコ内の比較表現を用いて次の日本文を英語にしてください。

1. これはどれにも引けを取らない時計だ(原級)

2. 彼は歌手というより俳優だ(比較級)

3. 今日は涼しいというより寒い(比較級)

4. この湖はここら辺が一番深い(最上級)

 

1. This is as good a watch as any.
2. He is more of an actor than a singer.
3. It is more cold than cool today.
4. This lake is deepest around here.

(2番には別解があります。詳しくは解説編で!)

 

ちょこっと解説

ここでそれぞれの英文についてちょこっと解説を。

 

解答1 

This is as good a watch as any(これはどれにも引けを取らない時計だ)

この文のポイントは、

1. as ~ as any
2. as good a watch as の語順

の2つです。

as ~ as any は「どれと比べても同じ」ということで「どれにも引けを取らない」と解釈されます。

as good a watch as のように単数名詞が as as に挟まれた形になるときは
as + 形容詞 + a/an + 名詞 + as
の形を取ります。

 

解答2

He is more of an actor than a singer(彼は歌手というより俳優だ)

more of A(名詞) than B(名詞) はBという性質よりもAという性質の方が構成要素として多いということから「BというよりA」という意味になります。

比較級といえば、
He is taller than me(または I) や It is more expensive than this one のように別の人(モノ)を比べることが多いと思います。
一方、今回の He is more of an actor than a singer をよく見てみると actor も singer も He の性質のことで同一人物内の比較をしています。
この more of A than Bの場合はAもBも名詞なのでSo what?という感じですが、次の問3になるとちょっと違ってきますので同一人物内(同一のモノ内)での比較ということを頭の片隅に留めておいてください。

 

そういえば別バージョンの答えがあるとか?

そうなのよ。

 

別解一つ目は、
He is more an actor than a singer
です。

 

いや、同じじゃん。

よく見て!

 

実は more of ではなく more だけになっているんです。意味は全く同じです。

 

二つ目は、

He is an actor rather than a singer
です。

実は「彼は歌手というより俳優だ」を英訳する場合は個人的にはまずこれが浮かびます。
ではなぜ more of A than B を解答にしたかというと...

 

その答えは記事タイトルに!

ピンポ~ン!

 

3つの解答まとめ

*He is more of an actor than a singer.
*He is more an actor than a singer.
*He is an actor rather than a singer.

 

解答3

It is more cold than cool today(今日は涼しいというより寒い)

 

何かがおかしいような...

おっ、よく気が付いたね!

 

少しおおざっぱになりますが「短い形容詞の比較級は -er になる」というルールがありました。
cold も”短い”ので普通は colder になります。

さてここで先ほどの同一人物内(同一のモノ内)での比較というのを思い出してください。
He is taller than I(am tall)と言った場合は HeとIで tall の度合いを比較して彼の方が程度が高いので taller としています。
一方、この文では同一のモノ(気温)の性質としての cold と cool と比較しています。そしてこの場合比較するものは同じ(=原級)でなければなりません
そのため colder ではなく more cold となります(singer と actor の比較と同じ原理)。

 

 
ところがこれにももう一つサブバージョンがありましてas 以下の主語動詞が省略されていない場合には colder を使うという解説者泣かせのルールがあります。

つまり、
It is colder than it is cool today.
となります。
(考えてみれば It is colder than cool を会話で聞いたときには
「It(それ)は Cool(クールさん?)よりも colder(冷たい)」
という解釈も可能ですが、than it is cool とつくことで確実に気温のことだと分かりますので敢えて変則的に more cold とする必要もないということかもしれません)

頻度としては It is more cold than cool today の方が高く、It is cold rather than cool の方がさらに自然なのだそう(出典:旺文社 ロイヤル英文法)
 

解答4

This lake is deepest around here(この湖はここが一番深い)

これは最上級に関する問題なのですが...

 

あれ、the がないね?

今日もキレッキレだね!

 

形容詞が補語になっているときthe の有無を問わない場合があります。
例:This watch is cheapest among others ○
       This watch is the cheapest among others ○

では今回の解答ではというと、the を入れると意味が変わってしまいます。

*この湖はここら辺が一番深い
This lake is deepest around around here ○
This lake is the deepest around around here X

実は下の文は「この湖はここら辺一番深い(他にも湖があってその中で一番深い)」という意味になっています。

 

 
もともと形容詞が補語のときには the はつきませんので
(This lake is the deep とは決していわない)、本来であれば最上級でもつかないはずです。
ではなぜ This watch is the cheapest という言い方があるのでしょう?これは watch が省略されているからと考えることもできます
(This watch is the cheapest watch など)。つまり the は cheapest ではなく watch についているのだと(一番安い時計は1つ[or 特定]なので the が必要)

または、副詞の最上級でも the がつくときがありますので
(Luke runs the fastest in the class=ルークがクラスで一番速く走る→一番足が速い)、もうただ最上級= the をつける的なことである意味”誤用”されていると考えることもできるかもしれません。
 

さて本題に戻りましょう。

This lake is deepest around here ○
This lake is the deepest around here X

のうち the がつく下の文では the deepest lake と lake が省略されていると考えることができます(ご都合主義により”誤用”説ではなく名詞省略説を採用^^)

一方、the の無い上の文の場合 deepest は「深い湖」ではなく純粋に「深い」を表していますので「ここら辺一番深い」と同一のモノの中での比較になります。

 

この the の有無で意味が異なるかどうかってどうやって見分けるの?

「文脈」かな?

 

といいますか the の有無で意味が変わるものをあまり思いつかないんですよね。なんとか2例ほど浮かんだのでご紹介します。
This mountain is highest/the highest around here
(ここら辺一番高い/ここら辺一番高い)

The river is most beautiful/the most beautiful at this time of year.
(この時期一番美しい/この時期では一番美しい

他にもあるのでしょうが、the の有無で意味が変わるのは比較的レアなケースじゃないかなと思います。

 

転んでもただじゃ起きないぞ!

間違えたことは失敗じゃなくてチャレンジした証だ!

という僕のセリフを取っちゃダメじゃん^^

 

知らなかった表現はこの際覚えてしまいましょう!
声に出して読むと効果的です。

今日の英文!1. This is as good a watch as any.
 (これはどれにも引けを取らない時計だ)

2. He is more of an actor than a singer.
(彼は歌手というより俳優だ)
または
    He is more an actor than a singer.
    He is an actor rather than a singer.
 
3. It is more cold than cool today.
 (今日は涼しいというより寒い)

4. This lake is deepest around here.
 (この湖はここら辺が一番深い)

(Web版 Google Chrome限定の発音機能についてはこちら!) 

 

あとがき

今回は同一の人(モノ)の中での比較というテーマで書き始めたのですが、as good a watch as の語順というポイントが浮かんでしまい無理やり入れ込んでしまいました^^

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡