”見せ場”、”その時~が”をwhere、whenで表現 [英作文は英借文]



 

さて「英作文は英借文」の第12回。テーマは”関係詞”。
では早速、行ってみましょう。

 

目次

 

この記事の使い方

この記事の使い方や目的についてはこちらの記事へ!

 

今日の英文

次の日本文をそれぞれ指定された関係副詞を使った英語にしてください。

1. ここが君の見せ場だ(where)

2. その時奇跡が起きた(when)

 

1. This is where you shine
2. That was when a miracle happened

(他の表現方法もあるかもしれませんが、あくまで今回のターゲット表現としての解答を提示しています)

 

ちょこっと解説

ここでそれぞれの英文についてちょこっと解説を。

 

解答1 

This is where you shine(ここが君の見せ場だ)

 

この問題のポイントは2つです。

1「見せ場」をどう表現するか
2 唐突な関係副詞 where 

ではそれぞれ解説していきます!

 

1-1 「見せ場」の表現

関係副詞 where の指定がなければ This is your moment としてもよさそうですが、

 

僕は他人の言うことではなく自分の心に従う!

その意気やよし!...じゃなくて一応問題なんで^^

 

解答では「見せ場→輝ける場所」と解釈して shine を使っています。

 

1-2 唐突な where 問題

 

This is where って確かに唐突だね。

これが関係副詞 where のキモでして本来(?)の形は、
This is the place where ~ です。
where 以下が the place を修飾しているという構造です。

 

結局 the place where では the place が省略できるってことでOK?

その通り、なんだけど the place where にはもう一つ秘密があるんだ。

 

その秘密とは!!
なんと!! 
the place where では where も省略可

つまり This is the place you shine とも言えるということです。
(ただし、This is where you shine は決まり文句みたいなものなので This is the place you shine とはあまり言わないようです:source =ググり)

 

別の例でみてみると、

This is the place where I grew up ○

This is where I grew up ○

This is the place I grew up ○

(いずれも「ここが私が育ったところです→」の意)

ここで、

省略できるのは the place または where のどちらか一方のみ(両方はX)
先行詞が the place 以外の場合は先行詞の省略不可

ということに注意してください。

 

ここでもう一つの可能性に気づいた貴方、鋭い!

That's my line!

 

 

This is the place I grew up をよくよく見るとちょっと奇妙な感じがしませんか?
the place I grew up を節から元の語順(文)にしてみると、
I grew up the place となりますが本来であれば、
I grew up in the place となるはずです。
であればこれを節に戻すと、
the place I grew up in となるはずではないかと。
このケースでは place と I の間に関係代名詞の that(または which)が省略されていると考えられます。 
(ちなみにこの in は前に出すことができます(which の場合のみ)。
the place in which I grew up)

実は the place I grew up と the place I grew up in はどちらも使われています。where の省略か that/which の省略かということですが、ネイティブスピーカーは文法を意識しているというよりは”好み”で使ってるのではないかと思います。

 

the place where では the place の省略が可能でしたが、これは where と意味的に被るからで the place 以外は省略することができません。

This is a city where people come from all over the world.
(ここは世界中から人々が集う

 この a city を省略すると「街」の意味が失われるため省略することはできません。

 

以上、途中ちょっと脇道に逸れましたが「唐突な which 問題」の解説でした。

 

解答2

That was when a miracle happened(その時奇跡が起きた)

 

where のときの the place に対して when のときは the time が省略されています。

That was the time when a miracle happened

 

一方、day, moment を含め time 以外の単語は省略することができません。

That was the day when I started studying English ○

That was the day I started studying English ○

「その日が僕が英語の勉強を始めたです」

That was when I started studying English X(day の意味が失われるため)

 

以上まとめると、

○ the place where の the place, where は省略可(1文で1つのみ)
○ the place 以外(city, town など)は省略できない

○ the time when の the time, when は省略可(1文で1つのみ)
○ the time 以外(day, moment など)は省略できない

ということでした。

 

転んでもただじゃ起きないぞ!

間違えたことは失敗じゃなくてチャレンジした証だ!

という僕のセリフを取っちゃダメじゃん(今日2度目だぞ^^)

 

知らなかった表現はこの際覚えてしまいましょう!
声に出して読むと効果的です。

今日の英文!1. This is where you shine

2. That was when a miracle happened

(Web版 Google Chrome限定の発音機能についてはこちら!) 

 

あとがき

記憶が確かならマイケルジャクソンが This is it の中で女性ギタリストに向けて言った言葉が This is where you shine だったと思います(違ったらごめんなさい)。
このように実は英作文の問題は英語→日本語の問題文の順で考えていることが多かったりします。

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡