意外と知られていない(?!)oneの使い方



 

目次

 

今日のテーマ

今日のテーマは one。
one の主な意味や使い方としては、

1. 数字の one(=one, two, three, four .... の one)
2. 不定代名詞としての one(例: I have one)
3. 不特定のものを表す冠詞(例: one day, one man)

そして今回ご紹介する.... 強調の oneがあります。

 

強調の one とは?

強調の one(名付け親:私^^)とはたとえばこんなのです。

You are one tough guy.

上の分類では3番の「一つの/一人の」を表す one だと考えられるのですが、この使い方では特別な働きをします。それは、

 

one + 形容詞 = a very + 形容詞

 

というもの。
つまり、
one tough guy = a very tough guy
ということなので上の例文の意味こうなります。

You are one tough guy
 → あなたはとてもタフな奴だ(頑丈な奴だな)

 

では次の文について one → a very の脳内変換を行ってみてください。

This is one interesting theme.

You are one trustworthy person.

OK, great!

 

 
ちょこっとメモ

複数の辞書をあたってみたところ、この意味が掲載されていないものもあり、掲載されていたものには「主に米」という注意書きがありました。

 

one + 形容詞が one = a very を表さないケース

この記事を書く調査過程で one + 形容詞の並びであっても必ずしも one = a very ではないケースを発見しました。次の英文をご覧ください。

At the airport, 500 samples were taken and the screening identified one suspicious case.

並び方は one suspicious でちゃんと one + 形容詞になっていますが、これを a very suspicious case と読むのは間違い。
この one は 500 samples を受けてのもので a very suspicious ではなく単に500 samples の中の”1つ”を表していると考えられます。

見分け方は「元となる集合(この例では 500 samples)」が明示されていればそれとの対比で「1つの」という意味を表している可能性が高いといえます。つまり”文脈がすべて”というわけです。

 

まとめ

今回は少しマイナーな(?) one の使い方をご紹介しました。
ポイントはこういうことでした。

今日のポイント! ○ one + 形容詞 = a very + 形容詞

 

あとがき

今回は出番なしでビックリだよ!

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡