a matter of の3つの意味とは? [使える?!英語フレーズ]



今回は a matter of について。
It's only a matter of time(それは時間の問題だね)のように a matter of =「~の問題」が有名ですが、あと2つ押さえておきたい使い方があります。
a matter of seconds/minutes/centimeters/meters など
a matter of working hard など
がその2つなのですが、果たしてどんな意味なのでしょう? 

それぞれ詳しくみていくことにしましょう。

 

目次

 

a matter of = ~の問題

冒頭でも触れた
It's only a matter of time(それは時間の問題だね)
が「~の問題」という意味では代表的なものだと思います。

as a matter of fact は「実は」という意味で知られていますがこれも「事実の問題として→実は」と解釈することができます。

他にもこんな表現もあります。

It's a matter of principle for me.
=それは私の信条の問題だ → そこは譲れない

as a matter of principle = 原則として/信念に基づいて

as a matter of reality = 実際問題として

 

a matter of =「ほんの~」

この使い方も実は「~の問題」という意味から考えることができます。

a matter of seconds instead of minutes という表現がありますがこれは「分ではなく秒の問題」という意味でかかる時間が分単位から秒単位に短くなったことを表します。
instead of minutes が無い a matter of seconds でも「秒の問題」ですからここから「ほんの」という意味が出てきそうです。

それに in がついて in a matter of seconds で「ほんの数秒で」という意味になります。今風にいえば「秒で」というやつです(実際、in a matter of seconds も「ほんの一瞬で」という意味でも使われます)。

この意味の a matter of ですが、時間はもちろん長さでも同じように使うことができます。

This new product gives you results in a matter of minutes instead of hours.
 = この新製品では数時間ではなく数分で結果が出ます。
  →従来数時間かかっていたものがこの新製品では数分で結果が出ます。

It is only a matter of millimeters that makes a difference.
 = 違いが出るのはほんの数ミリによってである。
  → ほんの数ミリが違いを生むんです。

 

ねえ、a matter of が「ほんの」だったら only a matter of って「頭痛が痛い」っぽくなってない?

うん、なってる。

 

意味としてはかぶってると思うのですが「頭痛が痛い」と違って言葉としてかぶってないからか only a matter of は普通に使われています。

 

a matter of =「~にかかっている/~次第」

これも実は「~の問題」なのですが訳すときには「~にかかっている/~次第」とした方がスムースにいくことが多いため”別の意味”としてご紹介しています。

冒頭の a matter of working hard を使った例文でこれを説明します。

It's a matter of working hard whether you succeed or fail.

これはそのまま訳すと「あなたが成功するか失敗するかは懸命に努力するかどうかの問題だ」くらいになりますが、これではいかにも”英文和訳”という感じですし意味が少し曖昧な感じもします。

これを「~にかかっている」としたらどうでしょう?
「あなたが成功するか失敗するかは懸命に努力するかどうかににかかっている」
これだけで随分よくなりました。

 

でも、まだ堅いね。

超訳なら「成否はあなたの努力次第」くらいかな?

 

超訳は置いておいて、他の例文も見てみましょう。

It's a matter of finding out what works for you.
 = それは自分にとって有効な方法を見つけられるかどうかの問題だ。
  → 何が自分にあっているかを見極めること、それにかかっている。

 

まとめ

タイトルに「3つの意味」と書きましたがネイティブスピーカーにとっては1つなのかもしれません。

ただ訳すとなるとやはり3つあると思っていた方がやりやすいのではないでしょうか?
実際「~の問題」とだけ考えているとなかなか「ほんの~」は出てこないでしょうし、a matter of working hard も「懸命な努力の問題」とするとやはりぎこちなさと曖昧さがあります。

 

訳したいんじゃない、話したいんだ!

おっしゃること、ごもっとも^^

 

会話や英語を書くときであっても知らなければ a matter of seconds や a matter of working hard などの表現はなかなか出てこないと思いますのでこの際、ぜひ押さえておいてください。

 

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡