とうとう過去形の登場だよ。
「過ぎ去った過去」って「頭痛で頭が痛い」みたいだよね。
あーほんとだー(棒読み)。
目次
過去形って?
これまでにこのブログでご紹介してきたのは「現在」でした。
今回お話するのは赤で示した部分のお話し。
過去形を使いこなせば赤の出来事について話すことができるようになります。
過去形が表す事柄は、
1. 過去のある時点の出来事・状況
2. 現在はその出来事・状況が継続しているかどうかはわからない
過去形というくらいですから1番のポイントは当然として、2番の「現在での継続性」というポイントは意外と盲点かもしれません。
でもさ、過去の出来事が今でも継続してるかどうかわからない、なんて当たり前な気がするんだけど。
実は英語には「現在完了形」があってこちらは過去に始まって現在にもその影響が続いていることを表すんです。そのため学習が進んでいくとこの区別が必要になってきます。
たとえば「先月,テニススクールに入会した」は I became a member of a tennis school last month と 過去形で表すことができます。この文は過去に入会した事実を語っていますが,現在も続けているか退会したかについては明らかにはなりません。
一方、今回のテーマである過去形からは逸れますが、I have become a member of ... と現在完了形であれば現在も続けていることがわかります。
上の図では赤の矢印が現在と接触していないことでそれを表現しているんだね。
その通り!
be動詞の過去形
動詞には一般動詞と be動詞がありますが、今回は be動詞 の過去形をご紹介します。
一般動詞の過去形はこちらお読みいただけます。
さて、be動詞の過去形に戻りましょう。
be動詞 is, am, are の過去形は was と were の2種類だけです。この2つの形と現在形との対応をしっかり覚えましょう。
現在形 → 過去形
He/She/Tom/It 等 is → He/She/Tom/It was
I am → I was
We/They/Tom and Jane 等 are → We/They/Tom and Jane were
このように主語が単数形のときの is と am は was に,複数形とYou のときの are は were になります。
is, am の過去形はどっちも was か。覚えるのがちょっと楽でいいね。
肯定文
では例文を通して過去形をもう一度確認しましょう。まずは肯定文から。
1. I was a student.(私は学生でした)
2. She was happy.(彼女は幸せでした)
3 They were busy.(彼らは忙しかった)
これらはすべて過去の状況です。現在は「私」は学生かもしれないし,違うかもしれない。「彼女」が今幸せかどうかはわからないし,「彼ら」の今の忙しさはわかりません。
疑問文
疑問文の作り方は現在形と同じです。be動詞を前に出して,
be動詞 + 主語(S) + 補語(C) とします。
用いる be動詞は主語が
複数のときとYouのときは Were,
単数のときは Was
でしたね。
では例文です。
1. Were you busy yesterday?(あなたは昨日忙しかったですか)
2. Was he a pro?(彼はプロでしたか)
3. Were they angry?(彼らは怒っていましたか)
否定文
否定文も現在形と作り方は同じで,be動詞の直後に not を入れます。
was → was not
were → were not
現在形のときみたいに短縮形があるんだよね。
wasとwere それぞれの短縮形はこのようになります。
was not → wasn't
were not → weren't
では例文です。
1. I was not busy yesterday.(僕は昨日忙しくなかった)
2. They were not from Tokyo.(彼らは東京からきたのではありません→東京出身ではありません)
3. She was not wrong.(彼女は間違っていなかった)
確認テスト
次の文を英語に訳してください。
1. 彼は悲しくなかった。(悲しい:sad)→__ __ ___ ___.
2. 彼女は嬉しかった。(嬉しい:happy)→___ __ ___.
3. あなたは忙しかったですか。→___ ___ ____.
解答
1. He was not sad.
2. She was happy.
3. Were you busy?
正解できたでしょうか?もしできなかったとしてもあわてなくて大丈夫。ゆっくりとマスターしていきましょう!
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡