今回は think on one's feet というフレーズをご紹介します。
「足の上で考える」?
Nice try! But completely wrong^^
このフレーズを読み解くためにまずは on one's feet からみていきます。
on one's feet
on one's feet は on が「~の上に」、feet が foot の複数形で「足」ですから文字通り解釈すると「立って(いる状態)」を表します。
多くのイディオムがそうであるように、この元の意味(物理的意味)から比喩的意味が派生してきます。
その一つが「元気になって」。
寝ている状態を健康を損ねている状態、立った状態を健康な状態と考えると確かにそうだよねという感じです。
また、これが経済やビジネスが(苦しい状況から)元気になると「持ち直して(繁盛して)」というニュアンスに。
back on one's feet again と「戻った感」を明示する単語とよく一緒に使われます。
(彼は立って、空を見ている)
After a period of illness, she is back on her feet again.
(しばらく病気を患っていたが、彼女はまた元気になった)
The business is back on its feet again.
(その企業は持ち直した)
なるほど。とにかく on one's feet は「立っている」ということから連想される意味なんだね。
その通り!
think on one's feet
on one's feet の意味を考えると think on one's feet は「足の上で考える」ではなく「立って考える」となりそうです。
傷口に塩ぬらないで~。
ところがどっこい正解は、
think on one's feet
=(ストレスがかかった状況などで)その場で答えを出す→その場で決断する/即答する
というもの。
いろいろ調べましたがどうも語源は分からず類推するしかないのですが、こんなところで当たらずとも遠からずじゃないかなと。
「座ってじっくり考える」⇔「立ったまま考える」→「即断即決」/「即答」
Well done. You can think on your feet, even when you don't know the answer.
Thanks ^^
That was meant to be sarcasm...
ゼブラくん:さすが。正解を知らなくても即座に答えられるんだね。
私(ゴリ):こりゃ、どうも^^
ゼブラくん:皮肉ったつもりだったんだけど...
とこんな感じで使うことができます。
最後に別の例文もみておきましょう。
(仕事ではその場で決断できることが求められる)
Think on your feet rather than giving answers prepared in advance.
(あらかじめ用意した答えを言うのではなくその場で考えてください)
あとがき
「当意即妙」というのが「機転をきかせて、その場で適切に対応すること」という意味らしく think on one's feet にピッタリの意味かもしれませんが、個人的にはあんまり馴染みがない言葉なんですよね。
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡