今回ご紹介するのは You name it という表現。
「あなたはそれに名前をつける」...うん、名付け親的な?
Nice try, but not even close^^
この You name it の name は「名付ける」ではなく「~(の名前)を挙げる/指名する」という意味の動詞として使われています。
ですから You name it =「あなたがそれを指名する」となりそうなものですが、このブログでは何度か登場しているロイヤル英文法改訂新版によると You name it は Youのつく命令文ということのようで You は「あなたが」ということを強調するために置かれるとのこと。
ということで you name it =「あなたが(それを)指名して」というのが直訳的な意味なります。
「直訳的」ってことは”本当の”意味は違うってこと?
Exactly!
「あなたが指名して」というのはすなわち”自信”の表れで「あなたが何を言っても用意があるよ/当てはまるよ」ということを表しているんです。すなわち、
You name it =「(ともかく)何でも(言って)」
という意味になります。
You name it は具体的なものを列挙した後に続けるのが普通の使い方です。
A, B, C, you name it
といった具合。これで「A, B, C ともかく何でも」という意味です。
では具体的な例文をみてみましょう。
(当店ではビーフステーキ、うどん、カレー、フライドチキンなど何でもお召し上がりいただけます)
You name it, we've got it.
(何でもおっしゃってください。何でも揃ってますから)
この記事を書くための調査では具体例を列挙した後に You name it が来るとき「-(ハイフン)」でつなげている書き方を多くみかけました。これは話す場合には軽く区切るということを表しているのでしょう。
下の You name it, we've got it は品揃えの豊富さをアピールする決まり文句です。
(we've got = we have got = we have です)
今回は You name it のご紹介でした。単語は簡単なのに直訳ではちょっと意味が分からないという表現の1例じゃないかなと思います。というこわけでここで会ったがが百年目...もとい、ここで出会ったのも何かの縁ということでサクッと覚えちゃいましょう!
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡