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今日の英作文
解答
では答え合わせです!
物事をあるがままに見よ
You should see things for what they are.
(追加:for)
できましたか?
ここからは解説です!
今日のポイント
ここからは問題文の解説です!
さて、今日のポイントは次の3つ。
1. 交換の for
2. what they are
3. 文脈次第
では各項目を詳しくみていきましょう。
1. 交換の for
see A for B の for は”交換の for"で「AをBと交換して見る」ということから「AをBとして見る」という意味を表します。
今回の see things for what they are では「things(物事) を what they are として見る」ということになります。(what they are は後述)
交換の for の典型例です。
I bought it for 1000 yen.
(それを1000円で買った)
つまり英語では「買う」というのを「it と1000円を交換する」って考えてるってこと?
Exactly!
2. what they are
まず理屈は置いておいて、what A is は「(それ以外ではない)Aそのもの→ありのままのA」を表します。who でも同じことで who I am というと「(それ以外ではない)私自身→あるがままの自分」ということになります。
I am what (who) I am.
(私は私)
* what と who はほぼ同じ意味として使用可。あえて違いを挙げると what は”外見”、whoは"内面”という違いがあるようです。
ここからはちょっと理屈を(お急ぎの方はスキップOK!)
what they are の what は先行詞を含む関係代名詞です。
この関係代名詞の what は what = the thing(s) which という関係になっていて、これを what they are に当てはめて、
what they are = the things which they are
となり、
さらに they は things の言い換えなので当てはめると the things which things are となります。the things は things are の補語になっています。つまり言いたいことは、
things are the things
ということになります。
things are the things ってそりゃ、そうだよね。
things are the things は「物事はまさにその物事である」ということでごく当たり前のことを言っているのですが、つまりは「それ以外の何ものでもない」ということを表しています。そして「それ以外の何ものでもない」ということから「あるがままの姿」というニュアンスが出てくるというわけです。
これは元の what they are でも同じことですから、
what they are =「それらのあるがままの姿」
という解釈が成り立ちます。
3. 文脈次第
2番で see something for what it is =「ありのままに物事を見る」という意味になることがわかりました。ネットで検索すると確かにこの意味で使われている例がたくさん出てきます。
ところがネット上の LONGMAN という辞書ではこう出ています。
see something for what it is
→ (also see somebody for what they are) to realize that someone or something is not as good or nice as they seem
つまり、「思ったほど良い人/良いものじゃないと気づくこと」といった意味であると。文脈によって確かにこの意味も出てくるだろうなと思います。たとえば、
When he used the bad word, I saw him for what he was(彼があの汚い言葉を使ったとき、彼のありのままの姿が見えた)なんて言うときの「ありのままの姿」は”思ってたより悪い”ことを指すのは間違いないでしょう。
やはり文脈は大事ということ?
我が意を得たり(笑)
まとめ
今回は You should see things for what they are という英作文から、
1. 交換の for
2. what they are
3. 文脈次第
という3つのポイントについて解説しました。
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡