看板にはここでは飲食禁止と書いてある [今日の英作文]



目次

 

今日の英作文

 

英作文:看板にはここでは飲食禁止と書いてある

 

解答

では答え合わせです!

 

「看板にはここでは飲食禁止と書いてある」

The sign says (that) you must not eat or drink here.
(must not = mustn't)

 

できましたか?

 

今日のポイント

ここからは問題文の解説です!

さて、今日のポイントは次の2つ。

1. must not は禁止

2. 「あなた」だけが you じゃない 

3. not A or B は全否定

では、それぞれ詳しく見ていきます。

 

1. must not は禁止

must は「~しなければならない」でその否定である
must not(短縮形:mustn't) は「~してはならない」という強い否定を表します。
今回の問題ではそれを「禁止」という言葉で表しています。

 

have to も「~しなければならない」だよね?
だったら don't have to も「~してはならない」なの?

 

ここも注目ポイントですが
don't have to は「~しなくてもよい
という意味で must not とはまったく違います。

You must not run.
(走ってはいけません)

You don't have to run.
(走らなくていいよ)

 

ここを押さえよう!

*must not は「~してはいけない」

*don't have to は「~しなくてもよい」

 

なるほど。

 

 
 
ちょこっとメモ1:mustn't の発音
 
must not の短縮形 mustn't のポイントはなんといっても発音。
must の t を発音せず mustn't →「マスント」と発音します。

カタカナ表記なのはいかがなものかな。

だよね~。

 

 

2. 「あなた」だけが you じゃない 

You are an English learner といったときの You は「あなた」です。

一方、看板に you must not eat or drink here と書いてあるときの you は「あなた」ではなく

 

「私」!

ではなく(笑)

 

you must not eat or drink here において you は”一般的に人(話し相手を含む)”を指す言葉として使われています。 
たとえば「ここでは飲食禁止」と書いてあったら主語として誰を想定するでしょうか?おそらく”自分も、彼も、彼女も、あの人もみんな”じゃないでしょうか?
これを英語では you で表すことができます。

You never know what will happen tomorrow.
(明日何が起きるかなんて誰にもわからない)

 

3. not A or B は全否定

今回の英作文では「飲食禁止」を must not eat or drink と表現しました。

not A or B は「AまたはBでない」→「AかBのいずれかはOK」みたいになりそうですがよくよく考えてみると「AかBのいずれかはOK」は単に A or B と言えばよいだけ。

not A or B は「not A かつ not B」=「AでもなければBでもない」という全否定を表します。 
次の例文を見てください。

1. Don't drink and drive.

2. Don't drink or drive.

1番は「飲んで」かつ「運転する」のがダメよということで「飲酒運転はダメよ」。
2番は not A or B の全否定なので「飲む」のも「運転する」のもどっちもダメよということで「禁酒せよ、かつ運転もダメよ」。
(注)drink and drive はセットで「飲酒運転」を表します。

 

ここを押さえよう!

*not A or B は「AもBも~ない」の全否定

 

 

ちなみにそもそもなんで「飲・食」なのに eat or drink って食べるが先に来てるの?

「英語ではこの順の方が好まれる」としか。


こういう日本語と順番が反対というのはたまにあって
「古き良き時代」= good old days
が有名ですね。

 

 

 
 
ちょこっとメモ2:「~と書いてある」
 
「~と書いてある」をそのまま訳すと、
It is written that ~
となりこれもちゃんと成立していますが、ちょっと堅い。
 
そこで活躍するのが
(媒体など)says (that) ~。
 今回は The sign says ~でしたが他にも
Today's paper says ~
で「今日の新聞に~と書いてある」ということができます。

 

 

以上、今回は not A or B の全否定を用いた英作文に取り組みました!

 

あとがき

下調べで not A or B を検索していたらド・モルガンの法則なんてのが出てきてビックリしました (^^♪

 

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡