ルーちゃんの🐾英語教室

ルーちゃんとゆかいな仲間たちがお届けする夢いっぱいの冒険活劇....ではなく,英語学習に役立つ情報をお届けします!

I suspect it will rain tomorrow / I doubt it will rain tomorrow: さて明日雨が降ると思っているのはどちらでしょう?



さて今回は suspect と doubt の違いについてお届けします!

(フッフッフ,ひそかに辞書引いてみたんだよね,僕。両方「疑う」って出てたもんね)そんなこと言って,「違いはありません」ってオチでしょ?

両方「疑う」って辞書にでも出てた?

(バッ,バレてるう!!でも大丈夫,落ち着け,ゼブラ。僕はやればできる子や)辞書かどうかよりさ,僕,正解でしょ?

ううん,ハズレだよ。実は suspect と doublt は意味は真逆なんだよ。

ウソ....だろ。

 

Suspect と Doubt の意味

では早速,答えにまいりましょう。

WordNet という辞書(英英辞典)ではそれぞれ,

 

suspect = imagine to be true

 

doubt = suspect to be false

 

とでています。

つまり,

今日のポイント! ○ suspect =「真実だと考える」
       →「~だと思う(think に近い)

○ doubt =「真実と違うのでないかと”疑う”」
       →「~だと思わない(don't think に近い)」

 

I suspect it will rain tomorrow / I doubt it will rain tomorrow

ここまで読んでいたたいた方はもうお分かりいただけたのではないでしょうか?

この2つの文で,明日,雨が降ると思っているのは?

 

....その通り!!

I suspect の方です。

文の意味はそれぞれ,

 

I suspect it will rain tomorrow

=「明日,雨が降るというのが真実だと考える」

=「明日,雨が降ると思う」

 

I doubt it will rain tomorrow

=「明日,雨が降るというのは真実と違うと疑う」

=「明日,雨は降らないと思う」

 

となります。

 

その他の例文で確認

さて,理解を定着させるためにいくつか他の例文もみておきましょう。

下に訳を載せていますが,まずどういう意味になるか考えてみてください。

 

1s: I suspect he is telling the truth.

1d: I doubt he is telling the truth.

 

1s: 彼は真実を語っていると思う→「どうやらヤツの言ってることは本当のようだ」的な

1d: 彼が真実を語っているとは思わない→「あれはウソだな」的な

 

もうひと踏ん張り!

久々の「もうひと踏ん張り!」のコーナーじゃよ。

今回のテーマは「doubt if」の考察じゃよ。

どういうこと?

そうじゃの,あまり引っ張ってもの。ではまず結論を。

 

もうひと踏ん張り! I doubt if はOK,I suspect if は X

 

つまり,

I doubt if it will rain tomorrow. 

とは言えても,

I suspect if it will rain tomorrow.

とは言えないということなんじゃ。

 

どうしてこの違いが出るの?

そこなんんじゃが,ワシはこう思っとるということしか伝えられんが,ちょっと下のメモを見ておくれ。

 

 
suspect と doubt でなぜ if の使用について違いがでるのか?
上の説明のように
suspect:「真実だと考えている」
doubt:「真実と違うと,すなわち真実性を疑っている」
suspect は「真実と考える」ため if(~かどうか)という曖昧な接続詞を使えないが,「真実性を疑う(え~本当?)」doubt であれば使うことができる。

と解釈しています(文法的に正しいかはわかりませんが,当たらずとも遠からずじゃないの?って思っています)

 

ねえねえ,じゃあ,doubt if と doubt that は同じ意味?

それがちょっとだけ違うんじゃよ。

 

「肯定文で本当に疑いがある場合には whether か if を用いる。否定文や疑問文などで,実際には疑わないという意味の場合は that を用いる。肯定文で that が用いられるのは,doubt=don't think [believe](信じない)という意味のときである。」(ロイヤル英文法より)

 

if は「~かどうか」という「不確実性」を表すため,doubt if は「本当に疑いがあるとき」に,doubt that は「信じないときに」使うということじゃと解釈できるんじゃ。

 

じゃから,

1. I doubt that it will rain tomorrow.

2. I doubt if it will rain tomorrow.

はそれぞれ,

1. 明日,雨は降らないと思う。(雨が降ることを信じていない)

2. 明日,雨が降るかは疑わしい。(雨が降ることを疑わしいと思っている)

という意味になるんじゃよ。

なるほど。

 

あとがき

いかがだったでしょうか? suspect と doubt の違いがうまく説明できていればよいのですが,なにせ頭で整理してから書くのではなく,書きながら「あれも入れよう,これも説明しなきゃ」とやってるうちにごちゃごちゃに。これに懲りずまたお越しくださいませ。

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡