今回は前置詞 up の総まとめです。
目次
up の2つのイメージ
up の主な意味を掴むための2つのイメージがこちら。
1. 上へ
2. 使い切る
上へ
1番目の「上へ」が up の基本イメージです。
風船が上に飛んでいく様子がまさに up です。
まさかこれ風船?!
えっ?完璧じゃない?この絵を A Balloon Is Going Up というタイトルで売り出そうかと思ってるんだけど^^
他にも stand up では stand は「立っている」という状態を表し,up で「上へ」という動きが合成されて「立ち上がる」となります。
なるほど。絵の出来はともかくとして up は「動き」も表すんだね。
~し尽くす
さて「~し尽くす」もイメージしやすくするために絵をご用意しました。
がび~ん!
この醤油差は上から醤油を注ぎ出していき最後には空っぽになりました。
この使い尽くしたが up の第2のイメージです。
英語で書くと The soy sauce is used up.
他には,
eat up =完食する(残さずたべる)
drink up = 飲み切る
Time is up =時間切れ
などがこの用法にあたります。
「上へ」から派生する up の意味
次に「上へ」から派生する意味を解説します。
北へ
地図を下から上へなぞると....その通り「北へ」に向かいます。
例:
○ as far up as Wakkanai(遥か北の地,稚内)
人の方へ/中心の方へ
感覚的には少し???ですが,「人に向かっていく方向」や「中心に向かっていく方向」を英語では「上へ」と感じるようです(未確認ですがそう考えると覚えやすいかと思います)。
例:
○ Come up here.(こちらにおいで:自分のところに来て欲しい)
vs. Come here.(こっちにおいで:この場所に来て欲しい)
*注:といってもあまり違いはなくほぼ同じ意味です。
また,テニスコートでは中心側はネット方向。ダブルスでパートナーにネット側に落ちたボールをとって欲しいときは「Up, up!」と声をかけたりします(日本語では「前!」)
(音などを)上げる/上がる
これは「ボリュームアップ」など日本語でも言いますし,「上へ」のイメージとも繋がりやすいかと思います。
例:
○ turn the radio up(ラジオの音を上げる [大きくする])
vs. turn the radio on(ラジオをつける)
○ The water level went up(水位が上がった)
単純→複雑への発展
これは「成熟度が上がる」といったイメージでしょうか。
例:
grow up(成長する)
bring up a child(子育てをする)
「単純→複雑への発展」とかいうから難しいかと思っちゃったじゃないの。もうこれって grow up と bring up を覚えた方が早くない?
そうともいう^^
put up with
この put up with がなぜ「我慢する」になるのかどうしてもわからず考えあぐねた末にこうやって覚えたらいいんじゃないかというのを思いつきましたのでご紹介します。
この絵をご覧ください。
ウソ....だろ?
put up は「持ち上げる」で with は「~を持って」ですので「何かを持ち上げている状態」が put up with ですよと。何かを持ち上げていると辛いですし,それを続けている状態が「我慢する」じゃないかと。
まとめ
さて,up のまとめです。
あとがき
絵の神様が匙を投げちゃったのか画力がまあえらいことになってまして^^
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡