無生物主語をテーマとした並べ替え問題に挑戦! [できる!英作文 入門編]



今回は無生物主語をテーマとした並べ替え問題に挑戦です。

無生物主語というと「~によって~になった」のような問題文が典型的ですが、このブログは一味違う出題となっています。

 

じゃあ難しいってこと?「入門編」って一体...

実をいうと「入門編」は穴埋め問題とか並べ替えとかだからで「簡単」ってことじゃないんだよ。

無生物主語をテーマとした並べ替え問題

 

目次

 

今回の問題

次の日本語に合うように単語を並び替えて英語を完成させてください。

1. 雷で目が覚めた。

(woke, me, up, thunder)

解答:Thunder woke me up.

2. あいつ(男)の態度、引くわ。

(attitude, off, me, his, puts)

解答:His attitude puts me off.

3. 想定外の失敗でへこんだ。

(down, failure, the, let, unexpected, me)

解答:The unexepcted failure let me down.

4. 家事で忙しい。

(keep, me, busy, chores, household)

解答:Household chores keep me busy.

5. 彼は自身の研究によって世界で有数の専門家の一人となった。

(made, research, him, his, leading, one, experts, of, the) in the world. 

解答:His research made him one of the leading experts in the world.

 

解説

無生物主語というのは文字通り「生物でないもの」が主語になっているパターンを指します。

たとえば、Traffic noise prevented me from going to sleep では「道路の騒音」という無生物が主語になっています。

 

Traffic noise prevented me from going to sleep のような言い方は英語では普通ですが、日本語で「道路の騒音が私が眠りにつくのを妨げた」というと少々文学的な響きがあります。

そこで「道路の騒音によって眠りにつけなかった」のように訳しましょうというのが一般的じゃないかと思います。

 

それを逆算して「~によって~になった」という文にだけ無生物主語を当てはめていると「道路の騒音がうるさくて寝れなかった」から上の英語を導くのはなかなか難しくなります。

今回の出題はその点を考慮してわりとこなれた日本語にしていますので、日本語をどういう風に解釈すると解答の英語になるのかという点についても着目してみてください。

 

問1

Thunder woke me up.

 

問題文は「雷で目が覚めた」でした。もちろんこれを直接解答の英語にもっていくのが理想ですが(英語で考えて英語で言うのが本当の理想、というのはひとまず置いておいて)、とりあえずここでは和文和訳(日本語の解釈)をしてみます。

 

「1. 雷で目が覚めた」→「2. 雷によって目が覚めた」→「3. 雷によって目を覚まされた

3番を英語にすると解答になります。

 

このような「~された」という使役のような形を英語では多くみかけますが、日本語ではそれほど多くないのではないでしょうか?

そのため2番目の解釈を英語にして、

Due to thunder, I woke up. 

とすることが多くなるかと思います。

これでも全く間違いではありませんが、「英語っぽい」言い方はどっちといわれるとやはり Thunder woke me up に軍配が上がるのではないでしょうか。

 

問2

His attitude puts me off.

 

「あいつ(男)の態度、引くわ。」

この「引く」というのには put someone off が当てはまります。

 

put me off は「私を(いつもの状態から)離れさせる」ということから「興をそぐ」「いやな気持ちにさせる」といった意味になります。

 

問3

The unexepcted failure let me down.

 

この問題は並べ替えなので a か the かの問題はありませんが、もし「想定外の失敗でへこんだ」を英語で言おうとしたときにはこう考えます。

その「想定外の失敗」の話題は既に出ているか?、あるいは

その「想定外の失敗」はみんなが知っているものか?

もし、いずれかがYesであれば The unexpected failure に、どちらもNoであれば An unexpected failure にします。

 

☆ let someone down は「がっかりさせる」

let me down で「私をがっかりさせた」→「へこんだ」の逆の流れで解答の英語にたどり着きます。

 

問4

Household chores keep me busy.

 

家事は household chores と表現します。chore は「雑用」のようなニュアンス。

keep someone busy で「~を忙しくさせる」→「~は忙しい」

 

問題文の脳内変換は、

「家事で忙しい」→「家事が私を忙しくさせる」→ Household chores keep me busy

という流れ。

 

問5

His research made him one of the leading experts in the world.

 

ここのポイントは2つ。

☆ 「有数の」

☆ make someone something

 

☆ 「有数の」

並び替えでなければ「有数の」をどうしようかなと悩むのではないでしょうか。

 

とかいいつつ、僕は違ったけどね。

だってゴリさんは、英語を考えてその訳として「有数の」を探したからでしょ!

バレてる!!

 

ここでは leading としていますが、best でもOKです。

また、「世界で」も入れてしまって、world's leading experts ということもできます。

 

☆ make someone something

この形で「~を~にする」を表すことができます。

 

His efforts have made him the best player.
(彼はその努力によって最高の選手となった)
*現在完了形:彼は今も最高の選手なので

 

まとめ

今回のポイントです。

今日のポイント!  ○ 無生物主語の基本は「~によって~となる」
○ 「~によって~となる」でないものでも応用可能かどうか考えよう

 

あとがき 

アイキャッチの画像選択が微妙とか言わないで^0^

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡