今回は不定冠詞 a のちょっと変わった次の4つの用法をご紹介します。
☆ There was a call from a Mr. Sato.
☆ I want to be an Edison.
☆ He is an Uzumaki.
☆ It's a Sony.
まず、3つ目だよね。NARUTO を知らない人を完全に置き去りにしてるよね。
というナイス振り!UzumakiというのはNARUTOという漫画に登場する架空の一族の名前です^^
目次
基本的な使い方
一応、基本的な使い方をおさらいしておきましょう。
基本例文
(これはペンです)
He has a car.
(彼は車を持っている)
カッコの日本語訳の方には太字はないよ?
そもそも ”a” って?
不定冠詞の"a"は「不特定の1つ」を表します。
たとえば、He has a car は「彼は(あれとかこれとか特定のものではない)1台の車を持っている」ということを表します。
あるいは There is an apple on the table であれば「(一つしかない/あるいは既知の)テーブルの上に(誰もあ~あのリンゴね、と認識できない)1個のリンゴがある」ことを表します。
不定冠詞の"a"の基本は以上です。
さて、準備ができましたね。それでは冒頭の4つの用法に参りましょう!
ちょっと変わった使い方
ちょっと変わった使い方といっても「不特定の1つ」ということに変わりはありません。そこを踏まえて1つずつみていきましょう。
There was a call from a Mr. Sato.
いや、a Mr. ってもうこれはダメでしょう?!
うん、さすがにこれはね、って言ったらただのタイトル詐欺になっちゃう^^
a Mr. Sato はれっきとした正しい使い方です。
Mr. Sato =「サトウさん」に対して、a Mr. Sato は「サトウさんとかいう人」というニュアンスです。
a は「不特定の1つ」を示すのでした。
そこから a Mr. Sato は「不特定のサトウさんの1人」と解釈できます。
つまり「あのサトウさん」でも「このサトウさん」でもなく「誰かわからないけどサトウさん」これが a Mr. Sato の表すものです。
よって、There was a call from a Mr. Sato =「サトウさんという方からお電話がありました」という意味になります。
I want to be an Edison.
これに至ってはもう名前に直に a がついてちゃってます。
「不特定の1つ」のルールからこれは「不特定のエジソンの一人」を表していることになります。
「不特定のエジソンの一人」だけど「エジソン」ではない人、それは「エジソンのような人」というのが an Edison の意味するところです。
よって、
I want to be an Edison. =「エジソンのような人になりたい」
He is an Uzumaki.
先ほどの Edison は個人でしたが、こちらの Uzumaki は冒頭にもあったように一族です。
よって「不特定の1つ」のルールから、an Uzumaki は「うずまき一族(の一人)」ということになります。
ということで、
He is an Uzumaki. =「彼はうずまき一族(の一人)だ」
となります。
また、これは一族だけでなく「~家」でももちろん使えます。
(彼女はケネディ家の人だ)
It's a Sony.
昔、ソニーのコマーシャルで言われていたセリフですが、この使い方は製造元や作者などの名前に a を付けて「~の製品/作品(の一つ)」を表す用法です。
a Sony は「ソニー製品」、a Picasso は「ピカソの作品」という意味になります。
まとめ
今回のポイントです。
あとがき
「aがつく」って書いてます。おすすめの本として「日本人の英語(マーク・ピーターセン)」を挙げているのに。だって「a の意味的カテゴリーに入る」って書くのがめんどくさいですし、説明しないとなんだか意味わからないし。ということで詳しくは「日本人の英語」で!(バナーは踏まなくて構いませんのでどこかのサイトで検索してみてください)
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡