目次
今日の英作文
解答
では答え合わせです!
むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました
Once upon a time, there lived an old man and an old woman.
できましたか?
今日のポイント
ここからは問題文の解説です!
さて、今日のポイントは次の3つ。
1. Once upon a time は決まり文句
2. There is/are 構文について
3. 冠詞の係り方
では、それぞれ詳しく見ていきます。
1. Once upon a time は決まり文句
「むかしむかし」を表す英語は Once upon a time という決まり文句があります。この他にも、
*Long, long ago
*A long time ago
と表現することもできます。A long time ago は Star Wars でおなじみですね。
出番かな?
う~ん、どっちかというとスカイウォーカーの方かな(笑)
2. There is/are 構文について
突然ですが There is a book on the table の文型は何だかわかりますか?
There(S)、is(V)、a book(C)の第2文型(SVC)かな?
残念!正解は第1文型(SV)でした。
品詞でいうと There は副詞なので文型の構成要素になりません。また、There is/are(または一般動詞)構文において There は意味を持たず、ただ先頭に置かれている飾りのようなもの(予備の there と呼ばれているようです)。
そして肝心の文型は is が V、a book が S でSV の第1文型です。つまり主語と動詞が入れ替わった倒置構文になっているということ。これは be動詞に限らず一般動詞の場合にも当てはまります。これを踏まえて今回の問題文を見てみましょう。
there lived an old man and an old woman の文型も、there(飾り)、lived(V)、an old man and an old woman(S)で倒置された第1文型(SV)と解釈することができます。
とここまでサラッと流して来てしまいましたが、There is/are 構文は今回の There lived an old man and an old woman のように There の次にbe動詞ではなく一般動詞(問題文では lived)が来ることもあります(それを There is/are 構文と呼ぶかは別としまして^^)。be動詞のときと同じく一般動詞が続いても There は意味を持たない飾りです。
また、There に続く一般動詞としては「ある(存在)」や「来る/行く(往来)」などを表すものが用いられます。
There stood a tall tower.
(高い塔が建っていた)
There will come a time when everything will be alright.
(万事うまくいくときが来るさ)
3. 冠詞の係り方
今回の there lived an old man and an old woman では冠詞(an)が2回使われています。一方でたとえば She is a singer and songwriter のように冠詞(a)とが1回だけの場合も見たことがあるかもしれません。
じゃあ、どっちもでもいいってことで。
いやいや、勝手に終わらそうとするのやめてもらっていいですか(笑)
これには明確なルールがあって(一部例外あり*)、an old man and an old woman は2人(おじいさんとおばあさん)、a singer and songwriter は1人(同一人物)なんです。
形容詞がついているときも冠詞だけ見れば単数か複数かを判別することができます。
{ a red and a black snake(赤いヘビと黒いヘビ)[2匹]
{ a red and black snake(赤と黒の模様のヘビ)[1匹]
ここを押さえよう!
*冠詞:複数のときはそれぞれに、単数のときは1つだけ
*形容詞があるとき:冠詞の数で見分ける
今回の説明はここまでになります!
あとがき
英作文は Practice makes perfect(習うより慣れろ)の世界ですから、たくさん問題をこなせば実力アップ間違いなし!
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡