one, another, other, the other, the others の違いは?



目次

 

それぞれの意味

この記事では代名詞としての one, another, other, the other, the others について簡単に解説します。one, another, other, the other については形容詞としても使われますが、用法としては代名詞に準じますのでここでは割愛します。

それぞれ何を指すのかをまとめてみます。

one → 不特定の「1つ(1人)」(a + 単数の普通名詞)

another → 不特定の「別の1つ(1人)」

other → 不特定の「別のもの(人)」

the other → 「2つ(2人)のうちの残りの1つ(1人)」

the others →「3つ(3人)以上あるうちの残りのもの(人)全部」

 

わかったようなわからないような...

じゃあ例を挙げながら説明するね。

 

例文で違いを感じよう

one

Can I see one?

これは「1つ見せてもらえますか」という意味です。たとえば時計が5つあってそのうちの1つ見せて欲しいといった場面で使います。そして one を使った場合は”その5つの時計のどれでもいいから1つ”を表します。もしどれかを指定したい場合はそれを指して Can I have that?になります。

 

another

Can I see another?

これは「別のを見せてもらえますか」という意味。1つの時計を見せてもらった後で「(他にも複数ある中から)別のを見せてもらえますか」といったような場面で使うことができます。one のときと同じようにもし指定したものを見せてもらいたいなら Can I see that? と言えばOKです。

 

other

Can I see others?

訳すと「別のを見せてもらえますか」で another と同じになってしまうのですが another が”別の1つ”であったのに対し others は「別のもの2つ以上」を表します。
元はと言えば another は an + other ですから1つを表すというのも納得です。
また1つは another が担当するので次に説明する the other と the がつくとき以外、すなわち無冠詞のときは必ず others と複数形で使います。

 

 the other

Can I see the other?

これは「もう一方(残りの1つ)を見せてもらえますか」という意味になります。選択肢が2つあって片方を見てからもう一方を見せてもらう、あるいは3つ以上の選択肢の1つ以外を見て残りの1つを見せてもらう、なんて場面で使います。選択肢が2つであれ、3つ以上であれ残りの1つは必ず特定されるため the other と the が必要です(vs 不特定の another)。

 

the others

Can I see the others?

別のを全部見せてもらえますか」という意味になります。選択肢が3つ以上あってそのうちの1つを見てから残り全部を見せてもらう、という場面が想定されます。選択肢がいくつであっても1つを除いた残り全部は必ず特定されるため the others と the が必要です(vs 不特定の others)。

 

まとめると
one だけ別であとはother系でそれに不特定の1つを表す an がついて1つの単語となった another, 不特定の複数のときに使う others, 特定する the がついた the other とそれが複数形になった the others
ということでした。

冒頭にも書きましたが the others を除く one, another, other, the other には形容詞としての働きもありますが、使い分けは代名詞のときと同じです(例:one apple, another apple, other apples, the other apple)。

 

以上で one, another, other, the other, the others の違いの説明は終わりになります。しっかり使い分けができれば貴方も one, another, other, the other, the othersマスターだ!

称号名が長い!

 

あとがき

ここのところ英作文の記事ばかりを書いているのですが、今回は久しぶりに文法関連の記事を書いてみました。

 

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡