太陽は東から昇って西に沈む [今日の英作文]



目次

 

今日の英作文

 

英作文:太陽は東から昇る

 

解答

では答え合わせです!

 

「太陽は東から昇って西に沈む」

The sun rises in the east and sets in the west.

 

できましたか?

 

今日のポイント

ここからは問題文の解説です!

さて、今日のポイントは次の2つ。

1. 「東から」に惑わされない

2. 地球の英語(雑談)

では、それぞれ見ていきます。

 

1. 「東から」に惑わされない

 

僕は The sun rises from the east ってしたんだけど。

ざんね~ん!

 

ここが今回一番お伝えしたいポイントで英訳をするときにたまにやってしまう「日本語につられる」という失敗の代表例が「東から」を from the east と訳してしまうというもの。正解は in the east なのですがこの正解を導く上で大切なのが前置詞の持つ意味です。

from は「起点・出発点」を表します。

It takes 10 minutes from here to the station.

この文で from は「起点・出発点」を、to は「到達点」を表しています。この点を盛り込んで少し説明的に訳すと「ここを起点として駅に到達するには10分かかる」といった感じになります。

ここで The sun rises from the east に話を戻すと、この文は「太陽は東を起点として昇ります」という意味を表しています。しかし、太陽は「東を起点」として昇ってくるのではなく「東という場所」から昇ってくると英語では考えます。

この「東という場所」を表す前置詞が in です。よって「太陽は東から昇る」は The sun rises in the east となるわけです。場所を指すという観点からするとこれは I live in Japan の in と同じ用法と言えます。

 

2. 地球の英語(雑談)

このセクションはちょっと雑談です^^

単語帳的にいうと「地球=earth」なのですが、地球の意味を表すのに
the earth
the Earth
Earth
の3つのバリエーションがあります。

ロイヤル英文法によると「そもそも地球は1つなので固有名詞として名付ける必要はなく常に the をつけて the earth としていた。その後、地球って他にもある惑星の1つじゃん、となったときに固有名詞として無冠詞の Earth を使うようになった」
ということのようです。

 

Earth と the Earth は?

 

Earth と the Earth の違いはロイヤル英文法からはわからないのですがオンライン辞書のCollinsにこのように出ていました。
「Earthって宇宙の中の地球ってときに使って、the Earth は自分たちが住む惑星を指すときにつかってるよ」

2つの見解をあわせると、

1. the Earth と the earth はほぼ同じ
2. Earth は惑星の1つである地球、the Earth は我々が住む星

とこんな感じです。

ただ、それは厳密に言えばという話で結構曖昧な印象があります。たとえば「地球は太陽系の第3惑星だ」をこの法則に当てはめて訳すと地球を宇宙の中の惑星の1つとして考えるのですから、
Earth is the third planet in the solar system
となりますがネット検索では件数こそやや少ないですが、
The earth/Earth is (以下略)
も出てきます。

さらに「我々の故郷、地球」は
The earth/Earth, our home
ですが
Earth, our home
も出てきたりします。

 

「それで結論は?」と問われると「ごめんなさい、特にないんです」というしかないのですが、あえていうと自分で使うときは上の白枠で囲った内容を参考にして、読んだり聞いたりするときにはどれが来ても「あっ地球ね」で大丈夫じゃないかなと。
実際、Longman や Cambridge Disctionary ではそもそも区別すらされてないようですし。

 

というわけで、今回は「東から」という日本語に惑わされないということをメインテーマとした英作文に取り組みました!

雑談の方が長い!

 

あとがき

英作文は Practice makes perfect(習うより慣れろ)の世界ですから、たくさん問題をこなせば実力アップ間違いなし!

 

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡