先生は地球は太陽の周りを回っていると言った [今日の英作文]



目次

 

今日の英作文

 

英作文:時制の一致の例外

 

解答

では答え合わせです!

 

「先生は地球は太陽の周りを回っていると言った」

The teacher said that the earth revolves around the sun. 

 

できましたか?

 

今日のポイント

ここからは問題文の解説です!

さて、今日のポイントは次の2つ。

1. 単語のおさらい

2. 時制の一致の例外(メインテーマ)

では、それぞれ詳しく見ていきます。

 

1. 単語のおさらい

今回の英作文から the earth、revolve、around について簡単におさらいしておきましょう。

the earth は the Earth あるいは無冠詞で Earth とも言います。詳しくは「太陽は東から昇って西に沈む」の記事で解説していますので参考にしてみてください。

revolve は「~の周りを回る」という意味の自動詞で、今回の英作文のように後述する around と組み合わせて revolve around の形で使われることが多い動詞です。物理的な意味は今回の「地球が太陽の周りを回る」のように物体Aが物体Bの周りを回るというものですが、比喩的な意味でも使われます。

My life revolves around food.
(オレの人生は食べ物を中心に回っている)

The discussion revolved around environmental issues.
(議論は環境問題を中心として展開した)

上の例文は食べ物を中心に私の人生が回っているという言葉にしてもそのままの感じです。
下の例文も環境問題を中心に議論が回ったということからこの訳になります。

最後に around ですがこれは「周りを取り囲む」イメージを持ってください。それが動作を表す動詞、たとえば今回の revolve と組み合わさると A revolves around B で「AがBの周りを取り囲むように回る」→「AがBの周りを回る」となります。

 

2. 時制の一致の例外(メインテーマ)

さて今回の英作文は「時制の一致の例外」をテーマとするものでした。

通常、主節(メインのSVが含まれる部分)と従属節(that節など)の時制は一致させます。

He said that he was busy.

日本語では「彼は忙しい言った」と「忙しい」は現在形っぽく「言った」は過去形っぽくなりますが、英語では「彼が言った」時点と「忙しい」時点が同じ場合は主節の said の時制に従属節の時制を一致させて he is busy ではなく he was busy とします。これが通常の時制の一致です。

一方、今回の英作文 The teacher said that the earth revolves around the sun では主節が The teacher said と過去形なのに対して従属節は the earth revolves と現在形となっています。

実は時制の一致には次のような例外があります。

不変の真理社会通念習慣習性職業など
を表すときは時制の一致を受けない

the earth revolves と現在形になるのはまさにこのルールによります。地球が太陽の周りを回るのは不変の真理なので先生の発言が過去のものであっても the earth revolves と現在形で表すというわけです。

さらにこんな物理の真理でなくても過去の発言内容が今も変わらないときは時制の一致を受けない場合もあります。

All of them said that Taro is kind.

「みんな口をそろえてタロウは親切だと言った」という意味でタロウさんが今も”親切タロウ”なんて呼ばれていれば Taro is kind とすることができます。

 

わかったかな?

うん、バッチリ。

 

ここを押さえよう!

*時制の一致には例外あり

 

あとがき

英作文は Practice makes perfect(習うより慣れろ)の世界ですから、たくさん問題をこなせば実力アップ間違いなし!

 

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡