目次
今日の英作文
解答
では答え合わせです!
「精も根も尽き果てた」
All my energy is gone.
できましたか?
今日のポイント
ここからは問題文の解説です!
さて、今日のポイントはココ。
1. 特別な完了形:be + 過去分詞
2. 「精も根も尽き果てた」を和文和訳する
では、詳しく見ていきます。
1. 特別な完了形:be + 過去分詞
通常の完了形は I have finished my work のように have (had) + 過去分詞の形をしています。
ところが今回の英作文では is gone と be + 過去分詞 の形です。実はこれも完了形なのです。
えっ、be + 過去分詞だったら受け身じゃないの?
gone は go の過去分詞で、go は自動詞(目的語を取らない動詞)です。
自動詞は受け身(受動態)にできません(受け身では元の文の目的語(SVOのO)が主語になりますが、自動詞はSVOの文型を取れないため)。
よって is gone は受け身ではなくやはり完了形です。
したがってタイトルにある[be + 過去分詞]をより正確に表現すると、
be + (自動詞の) 過去分詞
ということなります。
この be + (自動詞の) 過去分詞 は old-fashioned(古風)な表現で今回の gone と done 以外はあまり見かけることはありません。
現在も普通に使われているもの
He is gone.
(彼は行ってしまった)
I'm done with him.
(彼とは別れた)
*done =「済んだ/終了した」
この do は自動詞の do です。
あまり使われないもの
All the leaves are fallen.
(葉っぱはすべて落ちてしまった)
You are changed.
(君は変わってしまった)
とりあえず gone と done だけ覚えておけばOK?
それでOKだよ。
2. 「精も根も尽き果てた」を和文和訳する
ここまで「精も根も尽き果てた」に触れることなく来てしまいましたが「いやいや待てよと。どうしてこの日本語の訳が All my energy is gone なんだ」という声が全国津々浦々から聞こえてくるようです。
ウソを言っちゃいけないな。最盛期でもそんなにアクセスないでしょこのブログ?
ちょっと見栄張っちゃった(笑)
閑話休題
さて本題に戻りまして、「精も根も尽き果てた」→ All my energy is gone の間にもう1ステップ必要です。
それが”和文和訳”だね?
Exactly!
この[今日の英作文]シリーズではたびたび登場する”和文和訳”という小難しそうなワードですが突き詰めれば単に「そのまま訳せないなら訳せるような日本語にすればいいじゃない」ということに過ぎません。
今回の「精も根も尽き果てた」でいうと精とか根って英語で何?という前にこの文って「疲れ果てた」って言ってるだけだよねと。
ここでもし exhausted(疲れ果てた)という単語を知っていれば
I'm exhausted
とすることもできます。
exhausted を知らなけば次の段階に進みます。
たとえば「疲れ果てた」を「体力を使い切った」と考える。でも「体力」って英語で何ていう?となる。そこで「体力を使い切った」をさらに変えて「元気を使い切った」と考える。
ここで「元気」ってそういえば He is energetic って聞いたことあるなと。じゃあその名詞形の energy が使えるんじゃないかと。
とこういう風に試行錯誤しながら自分の語彙力や文法知識の範囲内に落とし込んでいく作業が和文和訳です。
最終的に
↓
「元気(エネルギー)を使い切った」
↓
All my energy is gone
という流れで組み立てられれば成功です。
「知らない単語に出会ったときは回避する」これは英訳のときだけでなく直接英文を書く(話す)場合でも全く同じ考え方が通用します!
まとめ
今回は be + (自動詞の) 過去分詞の英作文に取り組みました。
また、英訳で役立つ和文和訳についても少し触れました。
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡