昨日彼がそこにいたはずがない [今日の英作文]



目次

 

今日の英作文

 

英作文:昨日彼がそこにいたはずがない

 

解答

では答え合わせです!

 

「昨日彼がそこにいたはずがない 」

He cannot have been there yesterday.
(cannot は can't / couldn't でもOK)

 

できましたか?

 

今日のポイント

ここからは問題文の解説です!

さて、今日のポイントはココ。

過去の強い否定的な推量を表す <cannot have + 過去分詞>

では、詳しく見ていきます。

 

今回の英作文は He cannot have been there yesterday でした。
この<cannot have + 過去分詞>は「~したはずがない」という過去の強い否定的な推量を表します。

 

cannot って現在形なのに過去の話になるんだね。

 

cannot の後に have + 過去分詞という完了形が続くことで時制が1つずれて過去のことを表す表現になります。

 

でも過去のことなんだから He could not be there yesterday でもよくない?

 

He could not be there yesterday は「彼は昨日そこにいることができなかった」という過去の可能の意味を表します。よって過去の推量を表したい今回の英作文では使うことができません。

 

cannot か can't か couldn't か

cannot have + 過去分詞 と can't have + 過去分詞の違いは can't の方が少しカジュアルということ。話し言葉なら can't、堅めの文書なら cannot というのが使い分けの目安になります。

cannot have + 過去分詞 と couldn't have + 過去分詞 に大きな違いはありません。
違いを挙げるとすると couldn't の方が推量の度合いが大きく「~したはずがない(のだけどなあ)」くらいの感じです。
いずれにせよ couldn't have + 過去分詞も「~したはずがない」という現在の推量であって、can't の過去形だからと「~したはずに違いなかったとはならない点に注意してください。

He cannot have done that.
(彼がそれをやったはずがない)

You can't have missed it.
(あなたがそれを見逃したなんてことはないでしょう)

He couldn't have bought it because he had no money.
(彼は一文無しだったからそれを買ったはずないんだけどな) 

 

 

 
 
ちょこっとメモ:can have + 過去分詞(肯定文)について
 
否定文の He cannot have done that や
疑問文の How can he have done that? 
は普通に使われていますが、
肯定文の He can have done that のような can have + 過去分詞 はあまり使われません
この意味としては He could have done that
が使われます。 
 

 

 

以上、今回は過去の強い否定的な推量の英作文に取り組みました!

 

あとがき

英作文は Practice makes perfect(習うより慣れろ)の世界ですから、たくさん問題をこなせば実力アップ間違いなし!

 

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡