have been toとhave gone toの違いについて



have been toとhave gone toの違いについて

今回はhave been to と have gone to の違いについて考えるよ。

違いの前に have been to と have gone to ってどういう意味だったっけ?

じゃあ、まずそれぞれの意味を確認して、それからどういう理由で意味の違いが生じるのかという今回のメインテーマについて考察していくよ。

 

目次

 

have been to の意味

have been to には次の2つの意味があります。

*行ったことがある

*行ってきたところだ

 

I have been to Okinawa.
(沖縄に行ったことがある

I have been to the supermarket.
(スーパーに行ってきたところだ

どちらの意味になるかは発現内容や文脈で決まります。
文脈によっては「沖縄に行ってきたところだ」となる場合も考えられます。

A:Where have you been?
B:I have been to Okinawa.

A:どこにいたの(どこ行ってたの)?
B:沖縄に行ってきたところだよ

逆に「そのスーパーに行ったことがある」 という場面も十分考えられますよね。

A:Do you know XXX Mart?
B:Yes, I have been to the supermarket.

A:XXXマートって知ってる?
B:うん、そのスーパー行ったことあるよ

 

では次に have gone to の意味をみていきます。

 

have gone to の意味

have gone to は「行ってしまった」という意味です。

He has gone to Okinawa.
(彼は沖縄へ行ってしまった

 

なるほど意味は分かったけど、have been to と have gone to が違う意味になるのはなぜ?

 

have been to と have gone to の意味の違いの元

have been to と have gone to の意味の違いは次の2点から出てくると考えています。

1. be動詞 と一般動詞の差

2. 現在完了形が表すこと

 

be動詞が「存在(いる/ある)」を表すのに対して、一般動詞は「動作(~する)」を表すのが基本です。

そして現在完了形は過去のある時点で起きて、現在もその出来事/行動による影響があることを表します。

have been to では”過去のある時点でtoの示す場所に存在し,現在その出来事/行動による影響がある=行ったという経験となった/その場所での存在が完了してもうそこにはいない”ことを表すため 「行ったことがある/行ってきたところだ」となります。

一方、have gone to では”過去のある時点で「行く」という動作が起きて、現在もその出来事/行動による影響がある=行ってしまってもうここにはいない」ことを表すため「行ってしまった」となると解釈することができます。

 

必ずしも正当な文法的解釈と一致する見解ではないかもしれませんが、このように解釈すると理解しやすく覚えやすいのではないかと思います。

 

*2022/6/12に大幅に書き直しました。

 

あとがき

いかがだったでしょうか?have been to と have gone to は問題としてよく出題されるテーマであるだけでなく会話でもよく使われますのできっちり区別して覚えておきたいところです。

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡