ゼブラくん、冷蔵庫にあった僕のケーキ食べちゃったでしょ?お金はまた僕が出すからさ、明日にでも買いなおしてきてくれる?
明日?そんな先のことはわからないな。
いやいや、行きたくない感を隠す努力して!しかも、ちょっとネタバレ!
というわけで何がネタバレかネタバレせずに、さっそく今回のテーマである There is no ~ing という表現にまいりましょう!
There is no A は no が強い否定を表すため「Aはない」ではなく「Aはぜんぜんない」という意味になります。
これを踏まえて There is no ~ ing を解き明かしていきます。
「~ ing」では説明しにくいので次の例文でみていくことにします。
There is no telling what will happen tomorrow.
今回は There is no ~ ing の解説ですので、後半部分はサクッと行っちゃいます。
what will happen tomorrow は tell の目的語になっている名詞節で「明日起きること=明日何が起きるか」という意味。
ちなみに元の疑問文も同じ形で What will happen tomorrow?です。
さて本題の There is no telling です。
先ほどの There is no A の A は名詞でした。そこに動詞が入るための形といえば...
そう!動名詞です。
この telling が動名詞ということがわかりました。次に意味を考えます。
えっ? tell って「話す」でしょ?
「話す」という意味が基本なのですが、tell には他にも「わかる」という意味があります。
例:I can tell at least that much →「僕にでもそのくらいのことはわかるよ」
There is no A は「Aはぜんぜんない」でした。
このAに telling を入れてみましょう。
There is no telling ...「わかることはぜんぜんない」???
「わかること」というと「わかっている情報」のように読めてしまいますが、そうではなく「わかるという行為・状況」の意味で「わかるということがぜんぜんない」というのはつまり「わからない(わかることができない)」ということになります。
telling から ~ ing に戻して There is no ~ing では「~するということはぜんぜんない」ということから、
There is no ~ ing =「~することはできない」
となります。
というわけで、
There is no telling what will happen tomorrow.
=「明日何が起こるかわからない」→「明日のことなんてわからない」
となります。
There is no ~ ing の解説はこれで終了ですが、せっかくですので There is no ~ing を使った例文をもう一つご紹介します。
There is no accounting for taste.
ここでの taste は「味」というより「好み」。
account は account for で「~(の理由)を説明する」です。
全体では「好みの理由を説明することはできない」となりますが、日本語のことわざの「蓼食う虫も好き好き」と似たようなニュアンスです。
ゼブラくん、何食べてるの?
干し草だよ。
ケーキも食べて、干し草も...As they say, there is no accounting for taste!
あとがき
今回は内容よりもコント部分の発想が出てこず書くのに時間がかかるという本末転倒ぶりでした^^
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡