今回は仮定法の問題です。
出たな仮定法。今日ここ長崎であの江戸で受けた屈辱を晴らしてみせよう!
このゼブラくんほどでないにせよ「仮定法=憎き宿敵」という感覚をお持ちの方も少なくないかもしれませんが、覚えてしまいさえすればあとは慣れの問題みたいなところもあります。とりえずクリックしたのが運の尽きということでせっかくなのでぜひ問題にチャレンジしていってください!
日本語の内容に合うように( )内を埋めてください。
1. もし僕があなただったら、それはやめておくかな。
If I ( ) ( ), I ( ) do that.
答え:If I (were) (you), I (wouldn't) do that.
仮定法過去は言葉の中に「過去」とありますが内容は「現在」です。
「僕が鳥だったら飛べるのに」や「太陽が突然なくなったら」のように「現実と異なる現在の仮定(または可能性が極めて低い仮定)とその仮定のもとの行動・状況」を表します。
仮定法過去の基本的な形
If S + 動詞の過去形 .....、S' + would/should/could/might + 動詞の原形....
(ただし、be 動詞は基本的には was ではなく were を使います。)
2. 太陽が突然なくなったら地球はどうなるのだろう。
If the Sun ( ) ( ), ( ) ( ) ( ) to Earth?
答え:If the Sun (suddenly) (disappeared), (what) (would) (happen) to Earth?
従属節(Ifの節)にbe動詞ではなく一般動詞を使った文です。
If S + 動詞の過去形 .....、S' + would/should/could/might + 動詞の原形....という仮定法過去の基本の形を確認してください。
happen は「~が起きる」、what would happen で「何がおきるか」→ 「どうなるか」を表します。
3. 電車が定刻通りに着いていれば間に合っただろうに。
If the train ( ) ( ) ( ) time, I ( ) ( ) ( ) it ( ) time.
答え:If the train (had) (arrived) (on) time, I (would) (have) (made) it (in) time.
仮定法過去完了の表す内容は「過去」です。
「過去の事実と異なる仮定とその仮定のもとの過去の行動・状況」を表します。
仮定法過去完了の基本の形
If S + 動詞の過去完了形.....、S' + would/should/could/might + have + 動詞の過去分詞.....
(例文と比べてみてください)
定刻通り→ on time
間に合って→ in time
の違いに注目!
on は接触を、in は範囲内をそれぞれ表すことからこの違いが出てきます。
4. 彼が一緒になかったら道に迷っていたかもしれない。
If he ( ) ( ) ( ) with me, I ( ) ( ) ( ) lost.
答え: If he (had) (not) (been) with me, I (might) (have) (got/been) lost.
If節がbe動詞の場合の仮定法過去完了の問題でした。
5. 昨日宿題を終わらせておいたら今頃自由だったのに。
If I ( ) ( ) my homework yesterday, I ( ) ( ) free now.
答え: If I (had) (finshed) my homework yesterday, I (would) (be) free now.
この文は If節(従属節)が仮定法過去完了[過去の話]、主節が仮定法過去[現在の話]になっています。
「過去の事実が違っていれば現在は違っているだろう」ということを表すことが可能です。
いかがでしたか?仮定法過去については以前の記事にもう少し詳しく書きましたのでよろしければ参考にしてみてください。
あとがき
「もし明日雨なら本でも読もう」との違いが分かればあなたも仮定法マスター!
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡