at all といえばまず思い浮かぶのが not ~ at all 。
では at all は「否定文」でしか使わないのかというとそうではなく、肯定文や疑問文でも使います。
この記事で at all の全貌が解き明かされる!
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0. そもそも at all とは?
まず大前提として at all = in any way(どんな方法/形でも、ともかく)と考えてください。
これが否定文、疑問文、肯定文における at all の意味を解くカギとなります!
1. 否定文:not ~ at all
おなじみの not ~ at all 。
I don't know him at all.
「彼のことは全く知らない」
なぜ not ~ at all = 「全く~ない」になるのかは in any way に置き換えると見えてきます。
I don't know him in any way.
「彼のことはどのような形でも知らない」→「全く知らない」
OK。次行ってみよう!
2. 疑問文の at all
次に疑問文での意味をみてみましょう。
Do you remember me at all?
これも in any way に置き換えると、
Do you remember me in any way?
「僕/私のことをどんな形でも覚えてる?」
→「とにもかくにも(そもそも)覚えてる?」
→「お忘れですか?」
同じように
Did you see him at all?
→ Did you see him in any way?
「とにかく彼を見ましたか」
あるいは、
Did you study at all?
→ Did you study in any way?
「どんな形でも→少しは勉強したの?」
とこのように疑問文では、
at all = 「ともかく/そもそも/少しは」
となります。
さあどんどん行こう!
3. 肯定文の at all
肯定文ではこんな感じで使います。
I got there at all.
→ I got there in any way.
「ともかくそこに着いた」
と同じ変換で対応ですきます。
手持ちの辞書では条件文は別立てで意味が書いてあったのですが、条件文であっても同じことで、
If you see him at all, ....
→If you see him in any way,
「ともかく彼を見かけたら」
となります。
なるほど。ともかく in any way と思えばOKなんだね。
「ともかく in any way」...うまいこと言われた...のかな?
at all = in any way はあくまで意味を考えるヒントと考えていただいて、読んだり、聞いたりしたときに頭の中で変換する必要はありません。
あとがき
辞書にat all=「いやしくも」という訳も載っていたのですが、いつ使うねんという^^
If you are a samurai at all =「いやしくも武士ならば」的な?
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡