さて、今回のテーマは of + 抽象名詞!
上の黒板には = 形容詞って答えを書いちゃってますが、単刀直入にいうとそういうことです。たとえば、
of importance = important
という感じ
じゃあ、別にそんな難しい言い方しなくても important でいいじゃん。
う~ん、会話だけだったらそうかもしれないけどね。
TPOで使い分け
たとえば知り合いや友人同士の会話では「雪が積もってる」ということが多く「積雪してる」とはあまり言いませんよね。
逆にニュースや報告書などでは「雪がたくさん積もり」よりも「積雪量が多くなり」の方がしっくりきます。
of + 抽象名詞 = 形容詞 は文語的(書き言葉的)で会話というよりはお堅い文書などでたまに見かけます。
ところで「抽象名詞」って何?
ごめん、説明忘れてた、てへぺろ^^
抽象名詞とは何かというのはなかなか説明が難しいのですが、一言でいうと”形がなく数えられない名詞”ということになるでしょうか。
反対語(対義語)?である具象名詞を考えてみると逆にわかりやすいかもしれません。
具象名詞は具体的な形がある名詞のことで house, car, tree, paper などがそれにあたります。
数えられない paper が入っていることから”数えられない”は必要条件でしかないことがわかります(paper は a piece of paper, two pieces of paper と数えます)。
ちょっと引っ張っちゃいましたが結局は具体例を挙げるのが一番分かりやすいかと。
例:美しさ、重要性、必要性、勇気、有益性など
これらはすべて”形”はなく対応する英単語は”数えられない名詞”です。結局のところ”概念”を表す単語というのが近いかもしれません。
of と抽象名詞の間に何かが入るパターン
very important と同様の意味を of + 抽象名詞で表現することを考えてみます。
of very importance でいいじゃない?
ナイス振り!
very は副詞なので important という形容詞を修飾することはできますが、importance という名詞を修飾することは基本的にはできません。
(*very には He is the very man I've been looking for のように「まさに」という意味の形容詞としての働きもあります。)
ではどうするか?
名詞を修飾するのは形容詞ですからもう very は諦めて importance を強調する形容詞で代用するしかありません。ここでは great を使ってみます。
≒
It is of great importance to study English every day.
いずれにしてもこのように of と抽象名詞の間に形容詞を挟んで強調や否定をすることができます。
その他 of + 抽象名詞 = 形容詞 の例
of + 抽象名詞で比較的よく見るものをご紹介します。
use, courage, beauty (a thing of beauty), ability, necessity などがあり、それぞれこんな感じで使われています。
(きっと君の役に立つよ)
It is of no use to worry about things yet to come ≒ It is useless to 以下同じ
(起きてもいないことを心配しても無駄だ)
He is a man of courage ≒ He is a courageous man
(彼は勇敢な男だ)
The world is a thing of beauty ≒ The world is a beautiful thing
(世界は美しいものだ)
She is a woman of ability as a translator ≒ She is an able woman as a translator
(彼女は翻訳者として有能な女性だ)
It is of necessity that you give it a try ≒ It is necessary that you give it a try
(やってみることが肝要だ)
≒(ニアリーイコール)としているのはやはり tone というか”堅さ”が違うからで、”意味”に違いはありません。
あとがき
「インプットなくしてアウトプットなし」をひしひしと実感する今日この頃。あっ、ちょっとカッコつけました。平たくいうと「もうちょっと本腰を入れてブログのネタ探ししなきゃいかんぞ、こりゃ」ということでして^^
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡