few/a few, little/a little の使い分けのポイント!



 

目次

 

今回のテーマ

今回は「few/a few, little/a littleの使い分け」について解説します。上の黒板にあるようにポイントは

 *可算か不可算か

 *少しあるか少ししかないか

という2点。

 

ではそれぞれの点について詳しく見ていきましょう!

また、セリフ取っちゃうし^^

 

可算か不可算か

few/a few と little/a little の違いは可算か不可算か。そして結論をいうと

few/a few が可算、little/a little が不可算です。

 

可算、不可算?

 

可算というのは「数えられる」、不可算というのは「数えられない」という意味で、

たとえば”リンゴ”は1個、2個と数えられので可算、水は個数では数えられないので不可算ということになります。

 

水も1リットルとか100ccとか数えられるんじゃない?

 

確かに水の””は数えられますが、水の”個数”というものはないためやはり水は不可算ということになります。

さて可算・不可算の話はこの辺にして今回のテーマである few/a few と little/a little に戻りましょう。

few/a few が可算、little/a little が不可算ということでしたので、(a の有無はとりあえず無視して)この両者のうちリンゴを数えるのは few/a few、水の量を表現するは little/a little ということになります。

There are a few apples on the table.
(テーブルの上にリンゴが何個かある

There is a little water in the cup.
(コップに少し水がある

 

なるほど、few/a few が数えれるもの、little/a little が数えられないものにつくと。

Exactly!

 

 
ちょこっとメモ1

可算・不可算は英語ノンネイティブな僕たちをとても悩ませる要素の1つですよね。

「machine は可算で a machine, two machines と数えられる。machinery は不可算で集合的に”機械類”を表し、"a"もつかず複数形にもならず単に machinery となる」
って言われてもなんだかピンとこず「機械類ってなんだよ!」ってなっちゃうんですよね~^^

 

少しあるか少ししかない

次に"a"の有無について。ここからは few/a few, little/a little ではなく"a"の有無で分けて few/little, a few/a little をペアと考えていきます。

 

"a"の有無によって意味はこう変わります。

few/little → 少ししかないほんとんどない

a few/a little → 少しある

 

なるほど、"a"の有無が意味上の「ある/ない」と連動していると?

あっ、ほんとだ^^

 
There are a few apples on the table.
(テーブルの上にリンゴが何個かある
      ↓↑
There are few apples on the table.
(テーブルの上にリンゴがほとんどない


There is a little water in the cup.
(コップに少し水がある
      ↓↑
There is little water in the cup.
(コップにはほとんど水がない) 

このように a few/a little は「ある」、few/littleは「ほとんどない(少ししかない)」を表します。

 

 
ちょこっとメモ2

no などの完全な否定語(例:no water →水が全くない)に対し"a"のつかない few/little は中途半端(?)に否定するので準否定語と呼ばれているようです。

 

little についてちょっと寄り道

little には little water のように"形容詞”としての働き以外に"副詞”としての働きもあります。

I knew little about it.
(それについてはほとんど知らなかった

この little は know を修飾しているので副詞として使われています。

 

ところで英語には次のようなルールがあります。

否定の副詞が文頭に出ると倒置が起きる

 

little は”準”ではありますが否定語なのでこのルールが当てはまります。

I knew little about it.
    ↓↑
Little did I know about it.

*know のような一般動詞(be動詞ではない動詞)の文が倒置するときは助動詞 do(過去は did)が前にでます。

 

なるほど、だけど今回のテーマからはちょっとずれてない?

"a"のつかない little は否定だよ、というポイントを強調できたということでギリセーフじゃないかと^^

 

まとめ

今回はfew/a few, little/a little の使い分けについてお届けしてきました。ポイントは次の2点でした。

今日のポイント! ○ few/a few は可算、little/a little は不可算

○ a few/a little は”少しある”、few/little は”ほとんどない(少ししかない)"

 

この2点さえ覚えてしまえば、few/a few, little/a little の使い分けはもうバッチリ!

 

あとがき

equipment は不可算というのを考えるとき、可算・不可算がまだ知識レベルに留まって感覚レベルまで落とし込めてないなぁと実感する今日この頃です。

最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡