さて「英作文は英借文」の第16回。テーマは”比較”。
では早速、行ってみましょう。
目次
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今日の英文
次の最上級の文をA.比較級、B.原級を使って書き換えてください。
1. Mt. Fuji is the highest mountain in Japan.
1-A. Mt. Fuji is higher than any other mountain in Japan.
1-B. No other mountain in Japan is as high as Mt. Fuji.
ちょこっと解説
ここでそれぞれの英文について解説を。
最上級(問題文)
Mt. Fuji is the highest mountain in Japan.
最上級で注意する点は何といっても the highest mountain の the です。
最上級でも the が付いてないのを見たことあるような気がするんだけど?
OK。その点について 1. 最上級にthe が付く理由、2. the が付かない場合、3. the が付かない場合に似ているけど the が付く場合 の3つのパターンに分けて解説するね。
1. 最上級にthe が付く理由
定冠詞の the は「特定する」という機能を持っています。そして highest=「最も高い」はその後に続く mountain を”特定する”のに十分な限定となるため the が必要とななるわけです。
2. the が付かない場合
一方、もそも特定される名詞がない場合は the は必要ないということになります。
3. the が付かない場合に似ているけど the が付く場合
形容詞の最上級の次に来るべき名詞が省略されている場合がこれで、普通 the が付きます。
”普通”ってなんか微妙な言い方だね?
実はこの3番の条件に当てはまる場合でも the が付かないことがあるようです(出典:ロイヤル英文法改訂新版)。
the を付けるのが”普通”なので自分で英文を書くときは付けておけばOKです。
(tallest の後ろに student が省略されています)
以上が最上級における the についての解説でした。
「山」は英語で mountain ですが、”富士山”のような「名前の一部としての"山"」は Mount で、省略形が Mt.
例:Mount (Mt.) Kilimanjaro、Mount (Mt.) Everest
長らくお待たせいたしました。ここからが記事タイトルにもある今日のテーマ”最上級を使わない最上級表現”です!!
いや、だからそのセリフ取っちゃだめでしょ^^
比較級
Mt. Fuji is higher than any other mountain in Japan.
この最上級→比較級の書き直しは「日本で一番高い山」→「日本のどの山よりも高い」という読み替えが原理になっています。この原理を公式化すると、
最上級→ 比較級 than any other + 単数名詞
と書くことができます。
↓↑
She is taller than any other girl in her class.
(any other の後の名詞は単数形です)
原級
No other mountain in Japan is as high as Mt. Fuji.
先ほどの比較級と同様、この最上級→原級の書き直しは「日本で一番高い山」→「日本のどの山も同じくらい高いものはない」という読み替えが原理になっています。ここでも原理を公式化すると、
最上級→ No + 単数名詞 (is) as 原級 as ~
と書くことができます(be動詞は現在形とは限りません)。
↓↑
No other site on the internet is as informative as this.
(no other の後の名詞は単数形です)
この例文はさすがにどうだろう?
この例文はフィクションであり、実在のサイトとは一切関係ありません(笑)
転んでもただじゃ起きないぞ!
間違えたことは失敗じゃなくてチャレンジした証だ!
という僕のセリフを取っちゃダメじゃん^^
知らなかった表現はこの際覚えてしまいましょう!
声に出して読むと効果的です。
(Web版 Google Chrome限定の発音機能についてはこちら!)
あとがき
今回の3文を覚えてしまえば、あとは主語と形容詞を変化させるだけでいろいろ応用が効くのでとってもお得!
最後まで読んでくれてありがとう!!また,遊びに来てね♡